初心者ゴルファーがコースデビューまでに必要な課題
みなさん、いつも記事を読んでいただきありがとうございます！PGAプロの緑川です。今回のテーマは、初心者ゴルファーがコースデビューまでに必要な課題について取り上げました！コースに必要な構えからショット、アプローチ・パターまでチェックボックス式にしておりますので、デビュー前の方は特に必見です！
目次
①正しく構える
ゴルフは構えが大切です。
ボールの飛ぶ方向はフェイス面の向きとスイング軌道で変わるため、構えている方向を間違うとショットの結果も悪くなってしまいます。
練習場では打席という箱の中で打つので普段あまり気にしませんが、ゴルフ場に行くと構える方向が突然分からなくなることもあります。
ラウンド前に構え方を一度確認しましょう！
構え方の手順
後方から目標・スパットの確認
ボールの後方から目標方向の確認をします。
自分の打っていきたいエリアに対して延長線上にあるボールに近いスパットを見つけます。
スパットがない場合は、着地点の確認でもokです！
フェイス面⇨両足(スタンス)を広げる
スパットに対してフェイスの面を真っ直ぐ合わせます。
続いて両足のスタンス、グリップと構えていきます。
※両足を閉じた状態からスタンス幅を広げると目標方向と平行になりやすいです。
アドレスでの課題
□ターゲットに対して正しい向きで構えることができる
②ショット練習
続いてショット練習です。
コースデビューに最低限、必要なショット力は、ハーフスイングで2回に1回または3回に2回くらいは、ある程度ショットできるようなってれば問題ありません。
ハーフスイング
ドライバー・7I・PW(PWがない方は9I)こちらの3本を使用して、ハーフスイングで空振りすることなく、ある程度ショット出来ることが理想です。
無理せず9時3時のスイングでコンパクトに前に進められるように準備をしましょう。
⇨コースに行くとボールの行方が気になってしまい、体や目線が起き上がる(ヘッドアップ)ミスが多くなります。無理してフルスイングをすると空振りやチョロの原因になるので、しっかりミートできる術を持つことが大切です。
ボールの手前を叩くミス(ダフリ)
体重移動ができていない
ハーフスイングは、大きく振り上げないので体重移動は、
アドレス(センター)⇨バックスイング(センター)⇨フォロー(左)となります。
初心者ゴルファーあるあるのミスとして
振り上げた際に、大きく右に軸がズレてしまい、そのままスイングをした結果、ボールの手前に当たることがあります。
ボールの上を叩くミス(トップ)
ボールの上を当ててしまうということは、ボールに届いていないからミスになっています。
この場合によくあるミスの傾向として、構えた姿勢とインパクトの姿勢が異なっている。
⇨打つ前の前傾姿勢が解けている
このようなミスをよく見かけます。
左右の肩が正しく入れ替わるように意識を持って、体を起こさないように注意しましょう。
※クラブを担いでボディーターンなどの練習方法がオススメです。
フルスイング
ある程度スイングに慣れてきたらフルスイングの練習も進めてokです。
しかしゴルフ場では、ハーフスイングだけでもラウンドすることが可能ですので、フルショットが当たらないからとラウンドデビューを諦める必要はありません。
基本練習をしつつ適度に進めていきましょう。
ショットの課題
□ハーフスイングでほぼ空振りせずに打つことができる
□ドライバー・7I・PWそれぞれのクラブで練習したことがある
③アプローチ(7-4/8-4の振り幅)
コースデビューにおいてアプローチは、1番大切といっても過言ではありません。
アプローチ技術は、ショットよりも難しく感じるかもしれません。
ラウンドにおいて大切な要素です！
使用クラブは、PW/SWの2本でokです。
※初めのうちは、振り幅から何ヤード飛んだかを逆算して距離を覚えて見てください。
コースデビュー前に覚えておいてもらいたい振り幅は、7-5時と8-4時の振り幅です。
人にもよりますが、平均して10-20ヤード前後の距離感になるかと思います。
7-5時・8-4時の振り幅では、
手首を使わず同じ振り幅で打つことができるように練習をしましょう。
練習場で、何球か打ちながら飛距離の平均を確認できたらgoodです。
アプローチでの課題
□7-5時・8-4時の振り幅で打つことができる
□それぞれの振り幅で飛距離の把握ができている
④パター
パッティングは、全てのホールで必ず行います。アプローチ同様に同じ振り幅でストロークできるように予め練習をしておきましょう。
パッティングのストロークで大切なポイントは、振り幅・リズムです。
インパクトで強くなったり、緩んだり
リズムが安定しないと、振り幅が一定でも転がる距離にムラが出てしまいます。
連続素振りなどで左右対称にリズムよくストローク練習をしましょう。
パターでの課題
□一定したリズムでストロークができる
➄まとめ
コースデビューに必要な要素を記事にまとめました。
ショットについては、ハーフスイングでも良いのでミートする事ができていれば心配ありません。
ラウンド慣れをしないと分からない部分もあるかと思いますが、パター・アプローチの方で
難しいと感じる事が多いので、何度か練習をして事前準備をしてからデビューを目指しましょう。
緑川貴大(日本プロゴルフ協会・PGAティーチングプロ)
1998年7月生まれ、神奈川県出身。 学生時代は、原英莉花や鶴岡果恋など多くのプロを輩出している葉山ジュニアゴルフ育成会や青木功プロ主催の青木功ジュニアクラブに在籍をして技術を磨く。 駒澤大学在籍中にPGAライセンスを取得し、アマチュアから現役プロまで年間6,000件を超える幅広いレッスンを展開している。 現在は、プロゴルファーのレッスンだけでなく、プロキャディーや自身も大会に出場して、ゴルフにおける総合的なスキルを高めている。
