パターとは”特徴と打ち方までの確認”
目次
①パターとは
ゴルフでは、目標となるグリーンにボールを乗せることができたら、パターを使用してカップへとイン(球を入れる)ことを目的として使用されるクラブです。
基本的には、ロフト角と言われるフェイスの面の角度が、2度から5度前後であり、ボールを転がしてストロークをします。
日本の多くのゴルフ場では、ローカルルール規定といい、”ゴルフ場でのルール”として、『グリーン場では、パターを使わなければならない』というルールがほとんどですが、実際には、PGAツアーなどでグリーン上からドライバーでボールを転がしたり、別のクラブで寄せていたりなど臨機応変に対応している事例もあります。
しかし、他のクラブと比較をしてもパターは、ボールを転がすことに特化したクラブであることからグリーン場や、その近くからは、パターを使用することが基本となります。
②パターの種類
パターは、基本的にヘッドの形、シャフト部分のネックの形状、長さ、グリップ、重さ、など様々なクラブが販売されています。
代表的な例としては、ヘッドの形ごとに種類が異なります。
ピン型
よく見かけることの多い一般的なパターの形であり、ブレード型と言われることもあります。
特徴としては、マレットタイプと比べると軽いモデルが多く、ブレード型ということもあり、目標に対して直角に構えやすいと感じやすい点です。
※画像左側2本がピン型です。
マレット型
私が学生の頃(10年〜15年ほど前)から徐々に使用しているプレーヤーも増えてきた印象があります。
マレット型は、ピン型と正反対のヘッドの形をしており、丸みのある形やネオマレットと言われる四角形のような形をしているパターもあります。
マレット型の1番の特徴は、フェイスバランスにあります。
ピン型は、フェイスバランスが先端側に効いていることからフェイスの開閉が行われやすいですが、マレット型の多くはフェイスバランスが安定しています。
つまりストロークの際にフェイスが開閉しにくいので、真っ直ぐ上げて、真っ直ぐ振り抜くという動作が行いやすくなります。
※画像右側2本がマレット型です。
③パターの打ち方
『パッティングには定型無し』と昔から言われています。ツアー選手も含め、多くのプレーヤーのストロークを比較しても千差万別です。
しかし、打ち方や構え方が何でも良いのかといえは、そうではありません。
基本的な部分からの派生であることが多いため、ますばパッティング部分の基本から考えていきましょう。
グリップ(握り方の種類について)
最近では、クロウグリップや、合掌グリップ、人差し指を伸ばしたグリップなど、様々な握り方をしている人がいます。
一般的にレッスンで用いられる握り方は、以下の3種類が多いです。
・逆オーバーラッピング
左人差し指を右指の上に重ねます。
左手首がコネたり折れにくくなるのでバランス良く握ることができます。
・オーバーラッピング
右手小指を左人差し指に重ねて、通常グリップと同じ握り方をします。
他クラブと変わらない握り方なので感覚を変えずにストロークできることが特徴です。
・クロスハンド
左右の手が入れ替わり握る方法です。
左腕が主体になるので手首の動きを抑えることができます。
アドレス
アドレス時に気をつけるポイントは、多々ありますが基本的なポイントは、3つあります。
・両足は、目標に向けてラインと平行になるように構える。これをスクエアスタンスと言います。
・体重は、左右の足が均等になるようにする。
・ボールの位置は、スタンス中央よりも左にします。左目の下や、目線がボールの真上にくるようになると良いです。
ストローク
・頭は左右上下に動かないようにする。
・打ち出すまでは、ボールから目を離さないようにする。
・リズム良く、適正な振り幅でストロークすることを心掛けます。
④練習方法
今回の基本的なストローク時のポイントにおける練習方法を紹介します。
・壁に頭を当ててストローク
壁に頭を当てることで、ストローク中、頭の動きが前後左右に動かないようにして練習をします。
また、打ち出す前にボールの行方を気になってしまう方にも適した練習であり、打ち出してからボールを見るといった練習にも繋がります。
・ストロークの大きさとリズム確認
コインや、スパットとなる物を置いて左右対称でストロークができるように振り幅の確認をします。
練習マットや、ゴルフ場で練習できる際には、この振り幅に対して何メートル転がったか(パターマットの場合は、初速を見るだけでもok)を確認します。
左右非対称なストロークは、リズミカルに振ることができないので、振り幅の確認をした上で連続素振りや、フォワード・プレスを取り入れて練習を行うと効率的です。
あとがき
パターは、地道な練習の積み重ねですが、基本的なことだけでなく色々とアレンジして試せる部分が多くあります。
グリップの形状や、長さ、重さなど、その種類は、掘り起こせばキリが無くなるほどです。
本記事では、基礎的ポイントを取り上げましたが、これをキッカケにパターの奥深さを少しでも感じていただけたら嬉しいです。
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