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スコアを良くするための7つのポイント

スコアを良くするための7つのポイント

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以前、90切りのアプローチを記事にさせていただきました。改めて今回は、現状のスコア関係なく、全てのプレーヤーに当てはまるスコアを良くする7つの方法を説明させていただきます。 読者の皆様が少しでもベストスコアに近づけるよう、力になれたら嬉しいです。

技術的な要素

➀1mのパッティング精度を上げる

スコアを良くするための前提として、1mのパッティングを1パットで入れられるようにすることが非常に大切です。

1mのパッティングでは、カップを外すことがほぼ無くなるので、真っ直ぐストロークさえできれば90-100%に近い結果が期待できます。

okパットが普及している中で、久しぶりに1mパッティングをすると意外とストロークが崩れていることに気がつくかもしれません。

1mのパッティングが入らない方は、フェイス面の向きやストロークの確認をしましょう。

1mパッティングのストロークは、そこまで大きくならないので、真っ直ぐ振り子のようにストロークをするイメージでokです。

②ロングパットの距離感

堀川プロがとあるYouTubeで2mや1.5mからのパッティングの確立は、上手い人でも5割程度まで下がってしまうとの話がありました。参考リンク:堀川未来夢プロのパター理論

2m前後の練習をしてもグリーンでの傾斜も関係してくることから、どれだけ練習をしても6割以上の結果を求める事は難しくなってしまいます。

そうすると練習の効率が悪くなってしまうので、①でのように1mのストロークを安定させた上で、ロングパットやミドルパットについては、1mに寄せる距離感を意識してください。

そうする事で1番減らしたい3パットのミスがかなり減ってきます。

よくある意識としては、カップの周りに半径1m程の円をイメージしてその中に入れるといった考え方があります。

私自身も長いパットの際は、ついついカップを見てしまいますが、円を意識する事で目標が大きくなり、距離感のイメージがしやすくなります。

③アプローチの上達

以前、90切りのアプローチでも説明をしましたが、グリーン周りでのケアレスミスは、スコアを伸ばす上では非常に痛手となります。

自身の現状に合わせて目標を持った練習をしてください。

クラブ別のアプローチ

SW(56や58を含む)ピッチショット、AWやPWを使ったピッチ&ラン、9Iでのランニングアプローチなどクラブ別に様々なアプローチをできるようにしましょう。

これらの打ち分けができるようになるだけでも、カップの位置や、グリーンの様々な状況に対して適応したアプローチができます。

クラブ別のアプローチについては“こちら”に詳細があります。

打つ前にイメージを持つ

クラブ別のアプローチが出来るようになれば、アプローチショットをする際に、クラブ選択などを考えるかと思います。

その時に、どのような球筋で寄せていくかをイメージしてください。

そうするとスパット(目標)や落とし所などの位置の確認もできるかと思います。

ただ何となくアプローチをするよりも、落とし所を見つけてショットすることを繰り返し行うと、失敗や成功の体験から各クラブのキャリーに対してどのくらいランが出たのかの確認にもなりますし、自身のイメージと結果の違いが見えてくるので、より正確なアプローチへと近づいてきます。

④OBを打たないショット力

スコアUPを目指す上で、OBを少なくするといった目標を持つゴルファーは、多いのではないでしょうか?

OBを打つ=ボールが意図しない方向に飛んでいるという事ですから、間違った方向に向いているのか、ボールにサイドスピンがかかりすぎているのか、どちらかに当てはまると思います。

アライメントの確認

まずは自分が飛ばしたい方向に、まっすぐに構えられているのかを確認しましょう。

よくあるミスとしては、フェイス面の向きが左右に向いてしまっていることや、体の向きが間違った方向に向いていることが多いです。

これらを修正するには、セットアップルティーンの動作が大切です。

セットアップルーティーンとは、アドレスに入るまでにおける動作のことであり、構えまでの一連の流れのことを言います。

※セットアップルーティーンの流れ

I まず初めに後方からターゲットラインを確認します。(スパットの確認)

II スパットに対してまっすぐフェイスを合わせ、グリップをします。

Ⅲ 両足のつま先をまっすぐ合わせ、ターゲットラインと平行になっていることが確認できたら徐々にスタンスを広げていきます。

Ⅳ この状態では、目標に対してまっすぐな構えになっているので、ワッグルやフォワードプレスをしてそのままショットをします。

よくⅣの状態で素振りをする人を見かけますが、そうすると構えが崩れてしまいます。

素振りは、予め行ってからセットアップに入ることが望ましいです。

スイング軌道の確認

まっすぐ構えることができたら、次にサイドスピンの確認です。

スイング軌道がアウトサイドインになっていれば、基本的に左に飛び出し、右に曲がって行きます。

スイング軌道がインサイドアウトになっていれば、ボールは右に飛び出し、左に曲がって行きます。

また、左右にボールが散らばってしまう方は、スイング軌道及び、フェイス面の向きが毎回違う可能性があります。

まずはスイングの基本動作の確認をして、フルショットだけでなく、ハーフショットなど取り入れて、正しいスイングを獲得しましょう。

マネージメント的な要素

⑤全てドライバーでなくても良い

ティーングエリアでの第1打目は、必ずしもドライバーである必要は無いです。

コースによっては幅が狭い場所や、飛びすぎるとブラインド等でよりスタイミーに感じるコースもあります。

ドライバーで遠くに飛ばすと2nd以降の距離が短くなるので、つい選択してしまいますが、確実にコース内に置いて2打目を迎えることも大切です。

狭いと感じながら緊張してショットをするとミスに繋がってしまうので、無理をしない選択肢も持つようにしましょう。

(例)

350y前後のP4の場合

ドライバーで220y飛ばすことも良いですが、5WやUTなどで180-200yに刻んだとしても2打目は狙える距離になります。

P5であれば3オンを目標にしたとしても、500y前後であれば180×2回で3打目は140y程になります。

⑥ティーングエリアを広く使う

ティーアップをする際に、真ん中で打っていませんか?

ティーングエリア内では、コースを広く使うことができます。

右側に立つと左の景色が広く見えますし、反対に左側に立つと右側の景色が広く見えます。

コースを狭く感じた場合、自身の曲がる方向などを考慮して少しでも気持ちよくショットできるようにティーングエリアを広く使って見てください。

同じコースでも左右に立ってみると別のホールに感じます。

ブラインドやドックレッグの場合は尚更です。

コースの状況に対してティーアップする場所を変えて、少しでも広く、気持ちよくスイングできるように意識しましょう。

⑦ラウンド中にスイングを変えない

経験済みの方も多いかと思いますが、ラウンド中にスイングを変えることは、原則としてオススメできません。

意識を変えたとしても本当にスイング動作が変わっているかどうか確認することは難しいです。

結果としてミスショットが出てしまうと、よりスイングが分からなくなり混乱してしまいます。

あまりにも調子が悪くなってしまった場合は、クラブを短く持つことや、構えの確認程度の調整が良いです。

また、予めプロからスイング中の意識やポイントを教えてもらった上で、原因が分かっている場合は、挑戦してみても良いかもしれませんが、そう簡単にスイングを変えることは難しいです。

したがってラウンド中にスイングを変えることは、あまり良くないでしょう。

あとがき

今回は、スコアを上げる方法として7つ挙げさせてもらいました。

どれも当たり前に感じる部分かと思いますが、パッティングの考え方や、マネージメントの部分では、コース内で実践できてない方が多いのではないかと思います。

あのOBさえなければ、3パットがなければ、、といったような数打で90や100を切れる場合があるので、いつものスタイルに固まりすぎずに広い視野で練習してみたり、実践できると新しい発見がありますよ(^^)

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貴大 緑川

緑川貴大(日本プロゴルフ協会・PGAティーチングプロ)

1998年7月生まれ、神奈川県出身。 学生時代は、原英莉花や鶴岡果恋など多くのプロを輩出している葉山ジュニアゴルフ育成会や青木功プロ主催の青木功ジュニアクラブに在籍をして技術を磨く。 駒澤大学在籍中にPGAライセンスを取得し、アマチュアから現役プロまで年間6,000件を超える幅広いレッスンを展開している。 現在は、プロゴルファーのレッスンだけでなく、プロキャディーや自身も大会に出場して、ゴルフにおける総合的なスキルを高めている。

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