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ロングアイアンが苦手な方向けのコラム

ロングアイアンが苦手な方向けのコラム

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7番以降のアイアンから難しいと感じる方は多いのではないでしょうか? 大抵のアイアンセットには6番・5番が付いているので苦手意識をお持ちの方は、クラブバックの中で眠ってしまっている人が大半だと思います。 そんな難しいと避けられがちなロングアイアンのコツを緑川がまとめました!

①ロングアイアンが難しい理由

アマチュアにとってロングアイアンは「飛ばない・当たらないクラブ」という認識だと思います。

なぜミドルアイアン以下のクラブとこうも差が出てしまうのか、考えられる理由は大きく分けて2つあります。

ロフト角が立っている

ロフトが立っているクラブは

球が上がりにくいのは当然のことです。

しかし、ただ球が上がりにくいから難しいのではなくボールを拾えるほどロフトが寝ていないから難しく感じます。

ロフトが立っている分、多少クラブの入りが悪かったとしてもボールを拾ってくれます。

【⇨PWではハーフトップが、5Iだとトップになります。】

つまり普段使い慣れているミドル以下での許容範囲のミスが本当のミスになるということです。

細かな理由を挙げてしまうと、[ヘッドが小さい]、[芯が狭い]なども理由としてあります。

クラブが長くなるから

こちらは以前にドライバーの記事でもお話をしましたが、クラブが長くなるとそれだけ目標(ボール)から離れます。

したがってクラブのコントロールが難しくなり、スイングの軌道やタイミングがズレやすくなってしまうがために打ちにくさを感じられます。

②ロングアイアンの注意点

【ボールの位置は左側にセットする】

これはドライバーほどではありませんが、

ロングアイアンはボールの位置をセンターよりボール1つ半〜2つ左へセットしましょう。

クラブが長くなるとインパクト付近の円弧も緩やかになりますので、ミドルアイアンと同じ位置にボールがあると詰まったインパクトになってしまうことや、結果としてボールが右へ飛びやすくなります。

【苦手意識のある方は必見!!】

私、緑川独自の考え方ですが

ロングアイアンにそもそも苦手意識を持っている人は、構えた時から打てる感覚がないのではないでしょうか?

それはおそらくロフトが立っているヘッドを見てしまいボールが上がるイメージが湧かないことが原因です。 

構えたときに、ボールが上がりそうなイメージを持つためにも

普段から毎日ロングアイアンを構える癖をつけてください。

僕がやっていたのは、

『毎日3番アイアンを構えること』

『練習場では、3番で素振りをすることです』

そうすると、いつの間にか

ロフト角の間隔が2番手ぐらい寝てるように感じるようになりました。

【3番⇨5番のように感じる】

ロングが苦手な方は練習場で、とにかくボールを打つか、全く触らないの2択になるかと思いますが

ボールを打たずして上達する方法もあるので、絶対に試してみてください!

③よくあるミス

使う場面が適切でない

ロングアイアンになるとロフト角や長さの問題もあり、使える場面がある程度限られてきます。

例えば、、、

『傾斜』

スイングのバランスがとりずらい傾斜地でのショットは、スイング軸が乱れてミスショットの原因となります。

ある程度の打ちやすい環境下で使用して成功体験を増やしていきましょう。

『ライの悪い場所』

夏場は芝がよく育つのでラフが伸び切っている場所もあります。

ボールが上がりにくいラフでは脱出が困難となるケースが多いので注意しましょう。

最初のうちはボールが半分以上沈んでいない、フェアウェイなどの打ちやすい場所からチャレンジしてみるとgoodです。

④UTを使う選択肢もアリ!

用途等にもよりますが、ユーティリティを使用すると言う選択肢もあります。

ユーティリティーは、ロングアイアンと比べて

ヘッドの性質上、簡単にボールを飛ばすことができます。

ただし、ユーティリティを使用すると

ボールにスピンがかかりづらくなるので

セカンドショットなどでボールを止めたいユーザー向けではありません。

ロングアイアンとユーティリティのメリットとデメリットを簡単にまとめてみます。

【メリット】

ロングアイアン

⇨スピンがかかる

⇨ボールのコントロールがしやすい

ユーティリティ

⇨ある程度状況に左右されずに使える

⇨簡単にボールを飛ばすことができる

【デメリット】

ロングアイアン

⇨ラフや傾斜など状況に左右されやすい

⇨使いこなすまでに時間がかかる

ユーティリティ

⇨スピンがかかりにくい

といったところでしょうか。

ユーティリティは比較的どんな状況でも気軽に使うことができます。

確実に前に飛ばしたいと言う時は有効的ですがグリーンにボールを乗せたいといった上級者は、ロングアイアンを使って確実にボールを止めることをお勧めします。

⑤おわりに

今回の記事はいかがでしたか?

ロングアイアン自体、ミドルアイアンやショートアイアンと打ち方は変わりません。

しかし、ロフト角や長さが変わる分だけ難しく感じます。

まずは振り慣れること、ロフトのあるクラブに慣れることを優先としてください。

練習場で、ある程度の感覚を掴めたらコースで状況(ライ)に注意して使用してみるとgoodです!

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貴大 緑川

緑川貴大(日本プロゴルフ協会・PGAティーチングプロ)

1998年7月生まれ、神奈川県出身。 学生時代は、原英莉花や鶴岡果恋など多くのプロを輩出している葉山ジュニアゴルフ育成会や青木功プロ主催の青木功ジュニアクラブに在籍をして技術を磨く。 駒澤大学在籍中にPGAライセンスを取得し、アマチュアから現役プロまで年間6,000件を超える幅広いレッスンを展開している。 現在は、プロゴルファーのレッスンだけでなく、プロキャディーや自身も大会に出場して、ゴルフにおける総合的なスキルを高めている。

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