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シュミレーションゴルフでの練習方法!

シュミレーションゴルフでの練習方法!

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シュミレーションゴルフを利用されたことのあるゴルファーは多いのではないでしょうか?都内でもかなり普及してきているインドアゴルフ場ですが、シュミレーション機会を使用したプロオススメの練習方法や確認事項をまとめてみました。こちらの記事を最後まで読んで、実践していただけると嬉しいです。

①アプローチ

振り幅ごとの距離感を確認

実際のゴルフ練習場では、的までの距離を目視できますが、シュミレーションでの練習になると数字しか情報がありません。

読者みなさんは、ラウンド中に30yと思ってスイングをしても届かない気がしたり、強い気がしたり、と目の感覚と実際の距離のギャップにインパクトが強くなったり、反対に緩んだりとイレギュラーなミスをしたことありませんか?

ゴルフは、感覚を養うことも大切ですが、ある程度の距離感と振り幅を覚えておくと後々に有利になります。

インドア練習場では、数字の情報しかありません。

最初は感覚からでも良いのでカメラでスイングの振り幅を確認して覚えてみてください。

振り幅さえ覚えておくとリズムが狂うことも少なくなり、圧倒的にミスが減ります。

※距離感が右も左もわからないという方には

8-4時のスイング

9-3時のスイング

このように振り幅を先に決めて飛んだ距離を当てはめていく方法もあります。

これを各番手(2〜3本)ほど打ち分けていき、

飛んだ距離を振り幅に当てはめて距離感を覚えてみてください。

慣れてきたらキャリーに対してランがどのくらい出たか確認しておくと更にイメージを持って実践に望むことができます。

打ち出し方向/アライメントの確認

打ちっぱなしだと左右に曲がったことは目で見れば分かりますが小さな打ち出し方向の誤差まで確認することは難しいです。

マット通りでも正しく真っ直ぐ構えられているか、打ち出し方向は目標に正しく出ているか確認をすると効率のよい練習になります。

左右にバラける場合は、

①アライメントの再確認

②フェイスの向きを確認

③スイングの確認

これらを順番におこない改善をしていきましょう。

⇨アプローチの打ち方に関する記事は”こちらから

本番のイメージで練習(コース練習)

一部の機械にはある練習モードで実際にあるゴルフ場で打ち直しができる練習モードです。

先述した距離感の確認をよりリアルに感じられるだけでなく、グリーンに向かって打つのでピッチショットやランニングアプローチのキャリー&ランの違いや、盤面によるアプローチの方法を試すことができるので、実践でも正確なアプローチ方法と番手の選択ができるようにトレーニングができます。

②アイアンショット

各番手のキャリーを確認

アイアンショットの練習では、正確なキャリーを確認しましょう。

ラウンド中の感覚では、ミスショットやナイスショットがバラつくので正確な距離を調べることが困難です。

一方でシュミレーションであればナイスショットをしたときのキャリーを全体的に確認することができるので番手ごとの正確な飛距離を調べることができます。

※スリークウォーターショットの距離も大切

ラウンド中では、平らな場所で打つ機会もあれば、ライが悪い場面や斜面が気になる場面もあります。

また平らな場所でも残り距離によっては中途半端な振り幅となる可能性もあるでしょう。

先程のアプローチと同様に肩から肩までなど振り幅や力感を決めてハーフスイングでの距離を調べておくことも大切です。

打ち出し方向の確認

ショット練習でも打ち出しの方向は確認するようにしましょう。

左右にブレてしまう際は、アプローチと同様に

①アライメントの再確認

②フェイスの向きを確認

③スイングの確認

を順番におこない改善をしていきましょう。

③ドライバー

曲がり幅の確認

ドライバーの練習では左右曲がり幅に注意して練習をしてみましょう。

ゴルフ場では中心から約15〜20y(直線で30〜40yの幅)に曲がり幅が収まっているとフェアウェイキープしていることが多いです。

反対に中心から20y以上曲がってしまうとラフや狭い場所ではOBの可能性もあります。

シュミレーション練習では数値化されるので

より左右の曲がり幅に意識を持って練習することができます。

スピン量の確認

曲がり幅が収まっていればサイドスピンの心配もありませんが、

基本的に800回転〜1000回以上の回転数になると大きな曲がりとなります。

曲がり幅が収まらない方は、打ち出しの方向が悪いのか、スピン量が多いのかを確認して練習しましょう。

またサイドスピンは曲がり幅に影響をもたらしますが、ドライバーの飛距離が出ない方は、バックスピンにも注目してください。

打ち出し角度にもよりますが2500〜3000回転ほどで収まっていると良いです。

球が上がらない方はスピン量がしっかり入っているか、反対に吹き上がる方はスピン量が入りすぎていないか、確認して練習することができます。

④ラウンドモード

マネージメントを考えてみる

ラウンドモードでは、実際のゴルフ場と同じような環境でプレーすることができます。

芝から打つことこそできませんが、ラウンドモードでも十分練習ができます。

どのようにしたら目標スコアで上がることができるかマネージメントを考えてプレーをすると実際のラウンド時にも視野が広がってきます。

普段のラウンドでは、2nd以降ピンを狙うことしかしてない方も多いはずです。

あえてアプローチしやすい場所や、自分の得意な距離を残してみたり、グリーンを狙う場合は広い場所に落とすなど、普段できないようなことを試すチャンスでもあります。

⑤あとがき

今回はシュミレーションゴルフでの練習方法について紹介しました。

機械によっては更に機能が増えており、練習の幅が広がっています。

最近のシュミレーションゴルフは日々進化しているので、近くにシュミレーションゴルフ場があれば是非試してみてください!

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貴大 緑川

緑川貴大(日本プロゴルフ協会・PGAティーチングプロ)

1998年7月生まれ、神奈川県出身。 学生時代は、原英莉花や鶴岡果恋など多くのプロを輩出している葉山ジュニアゴルフ育成会や青木功プロ主催の青木功ジュニアクラブに在籍をして技術を磨く。 駒澤大学在籍中にPGAライセンスを取得し、アマチュアから現役プロまで年間6,000件を超える幅広いレッスンを展開している。 現在は、プロゴルファーのレッスンだけでなく、プロキャディーや自身も大会に出場して、ゴルフにおける総合的なスキルを高めている。

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