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目線を変えて高さを打ち分けてみよう!vol.1高い球

目線を変えて高さを打ち分けてみよう!vol.1高い球

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高い球や低い球を打ち分けることを難しいと感じられている方が多いのではないでしょうか。実は、目線を変えるだけで高さを変えることができます!今回の記事では、目線を変えた高い球の打ち方とアマチュアに多いミスショットにつながる注意点を説明していきます。

①高い球を打ってみよう!

高いボールを打つには、基本的にロフト角のあるクラブで打つとボールは上がります。

しかし距離がある場合は、番手を変えずに高いボールを打つことも必要になります。

今回は、3ポイントで高いボールを打てるように説明をしていきます。

ボールの位置

ボールの位置は、通常のボール位置のままにセットをします。

(ボール半分くらい左に置くことも可)

『ボール位置は、左に置くようにしましょう』といったポイントを聞いたことある方も多いかと思いますが、左足に過度に置きすぎるとスイング中の最低点が合わなくなってしまうので注意が必要です。

この結果、アッパーブローが強くなりダブりやトップなどのミスへと繋がります。

目線を変えると〇〇が変わる!?

アドレス時に、これから打とうとする高さに目線を合わせると、左肩が上がり、自然と体重は右足にかかります。

この構えのままスイングをすることで、高い位置に振り抜くことができるようになり、ロフト角よりも自然と高いボールを打つことができます。

打ち方の注意点

スイングは高く上げようとする意識は必要ありません。

アドレスで自然とボールが上がる軌道になるように準備をしているからです。

通常よりも右足に体重がかかりながらバックスイングをしていき、目線を合わせた高さに向かってクラブをしっかり振り抜きます。

意図的にボールを上げようとしないことがきちんとミートするコツであり、成功への秘訣となります。

アドレス時に打ちたい高さに対して目線を合わせているので、左肩が上がり、体重は右足にかかっています。

スイング中も通常より右足に体重をかけながらショットするように気をつけましょう。

そうすることで高い位置に振り抜けます。

②アマチュアに多いミスとは?

ボール位置を左に置きすぎてしまう

球を高く上げるには、たしかに左に置くことで自然とボールに対し、アッパー軌道になりやすいのですが、ボール位置だけを左に移動してもスイングの最低点は変わりません。

目線を打ちたい高さに合わせて左肩が上がり、体重が右足にかかることでバランスよくスイングすることができ、高い位置に振ることができます。

上げようとして体が起き上がる

あくまでボールを上げるための準備は、アドレスで完成しているのでボールを上げる意識をスイング中に持ちすぎるとミスの原因となります。

体が開いて右にボールが飛んでしまうことや、顔(ヘッドアップ)が起き上がってトップやダフリになってしまう方を見かけることが多いです。

アドレスで左の肩が上がり、重心は右足寄りにある構えの形を保ちながらスイングをすることで、きちんとボールにヒットしますし、高さも出ていくわけです。

しかしクラブにはそれぞれロフト角度があるので高さを出すにもある程度の限界があります

難しいクラブ選択をして無理に上げようとするのではなく、余裕を持った番手選択も大切なので忘れないようにしてください。

手首を使って上げようとする

ボールを上げようとして手打ちになった結果、手首を使ってしまうミスです。

手首を使ってしまうとボールの手前を叩きやすくなることや、ロフトが上を向いて十分な飛距離がでないことがあります。

③高い球のまとめ

①ボールの位置は通常通り(またはやや左寄り)

②打とうとする高さに目線を合わせて左肩が上がり、体重が右足にかかるアドレスを作る

③この構えのまま(通常より右足に体重かけながら)スイングをして目標の高さに合わせて振り抜く

④あとがき

高い球を打つ場合は、最初に考えるべきがクラブ選択からです。

クラブには、それぞれロフト角度があるので高さを出すにも限度があります。

しかし目線を変えることで重心配分や肩のラインを変化させ1番手から2番手ほどの高さを出すことは可能なので、飛距離と高さの両方を求める場合などで活用してみてください!

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貴大 緑川

緑川貴大(日本プロゴルフ協会・PGAティーチングプロ)

1998年7月生まれ、神奈川県出身。 学生時代は、原英莉花や鶴岡果恋など多くのプロを輩出している葉山ジュニアゴルフ育成会や青木功プロ主催の青木功ジュニアクラブに在籍をして技術を磨く。 駒澤大学在籍中にPGAライセンスを取得し、アマチュアから現役プロまで年間6,000件を超える幅広いレッスンを展開している。 現在は、プロゴルファーのレッスンだけでなく、プロキャディーや自身も大会に出場して、ゴルフにおける総合的なスキルを高めている。

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