ゴルフのスコアで100切りしている人の割合は？

100を切れるゴルファーは全体の30％前後だといわれています。100を切るとゴルフ人口の上位3割前後に位置するわけですから、一朝一夕では成し遂げられないスコアといえるでしょう。

ゴルフのスコアで90切りしている人の割合は？

90を切るゴルファーは全体の16％前後だといわれています。全てのホールをプラス1打のボギーで回り、1ホールだけパーで回れば89になります。ゴルフ中級者になるとこの90切りを目指している方も多いでしょう。

ゴルフのスコアで80切りしている人の割合は？

スコアが80を切るゴルファーの割合は全体の3.6％ほどだといわれています。このレベルまでいくとスウィングの技術はもとよりコースマネジメント等も必要になってきますので、トップアマといっても差し支えありません。

ゴルフのスコアで100切りの難易度は？

18ホールあるコースを100打未満で回るのが100切り。多くのゴルフコースは、パー5が4ホール、パー3が4ホール、残りがパー4で合計72打が基本になっています。つまり仮に全てのホールをプラス1打のボギーで回っても90打となるので、100を切るのはそれほど難しいものではないように思うかもしれません。

しかし、実際に100を切れるのは全体の3割前後といわれています。スコア100を切ることができれば、胸を張ってゴルフ中級者といえるレベルといえるでしょう。

ゴルフのスコアで100切りできない人の特徴

ゴルフのスコアでなかなか100を切れない人には以下のような共通点があります。

• 理想のプレーを追い求めてしまう
• アプローチが狙ったところにいかない
• 平凡なパターを沈められない
• アイアンやウッドが狙った起動に飛んでいかない

まずは上記のような特徴に当てはまっていないか確かめてみてください。もし思い当たるところがあれば、その弱点を意識することが上達のはじめの一歩となるでしょう。

ゴルフのスコアで100切りするための考え方

まずは、100を切るにはどのようなスコアメイクをすればいいのかを明確に意識しましょう。

100を切るにはパーを取る必要はありません。ボギーが9ホール、ダブルボギーを9ホール出しても99で回れます。

しかし、いざコースに立ってみると欲が出てくるものです。たとえば、「難しいけれど、もしここでグリーンに乗せられれば」「途中にあるバンカーに落ちそうだけど、それを越えてピンそばにつけられれば」、そんな風にプレーしていないでしょうか。

100切りに必要なのは、なんといっても大きなミスをしないこと。目を見張るようなプレーは必要ありません。ダブルボギーに照準を合わせて、調子が良ければボギーを狙う。まずはこうした意識で回ってみてください。

ゴルフでスライスが起きる原因は？直し方と改善のコツを解説

もう少し具体的にいうと、パット数は3パットか2パットを意識してみてください。3パットが9ホール、2パットが9ホールで合計45パットであれば100切りを目指せる水準といえるでしょう。

もしかしたらパーオンにこだわる方もいるかもしれません。もちろん、パーオンするに越したことはありませんが、100切りを目標とするのならパーオンはあえて狙わないほうが得策かもしれません。

というのは、100切りで大切なのはやはりミスをしないことで、あくまで無茶をせずに安全策を取るというのが重要なのです。同じようにビッグショットを狙ってOBになるのも避けるべきです。

ゴルフのスコアで100切りを達成するためのコツ

100切りを達成するには、以下のようなポイントを意識してみてください。

• アプローチを練習する
• パターを練習する
• 方向性を重視したショットを打つ
• リスクを抑えてコースを回る
• フォームを改善する

一つずつ解説していきます。

アプローチを練習する

アプローチは簡単にいえばグリーン周辺からのショットのことです。

ドライバーショットに比べて地味ではありますが地味な分、日頃の練習が如実に現れるショットでもあります。アプローチが安定してくると大叩きすることも少なくなります。

アプローチの基本は体の重心をぶらさないことです。同じように頭の位置も固定することが大事です。ドライバーを打つときよりも繊細な動きが求められますので、スタンスは狭めにしてください。

アプローチには大きく分けて3種類の打ち方があります。

• ピッチショット

簡単にいえば高く上げて、ボールが落ちた後はほとんど転がらないショットです。グリーンまで比較的距離があって、途中にバンカーなどがある場合に使われます。

ピッチショットコツは肩と腰をしっかりと使ってスウィングすること。腕だけで振ると打球が安定しません。また手首の角度を固定することも大切です。打ちっぱなしの練習場などで狙った起動、狙った場所に落とせるよう反復練習してみてください。

• ピッチエンドラン

打球が落ちたあとに転がるショットです。ピッチショットに比べて手首を柔軟に使って打つのがコツです。

• ランニングアプローチ

ピンに向かって転がして寄せるショットです。バックスウィングからフォローまでの一連の動作を同じスピードで行うように意識してみてください。最後は押し出すようなイメージでボールを打つ練習をしましょう。

パターを練習する

いくらドライバーで飛ばしてアプローチでピンのそばに寄せても、パターが入らなければ意味はありません。

パターが安定して入るようになれば100切りもぐっと近づくはずです。

パターもアプローチと同じように手首だけで打つのではなく、腕全体を使って打つことで安定します。パターの練習マットで反復練習をこなして、この力、この振りで打つとこれだけ転がるという感覚を身につけてください。

方向性を重視したショットを打つ

100切りで意識したいのがOBなどの大きなミスを減らすこと。

そのためにはドライバーで思った方向へ飛ばすことが欠かせません。まずはドライバーを思った方向に飛ばすために、基本をしっかりと抑えましょう。

あらぬ方向に飛んでしまう原因の一つが、そもそも正しい向きに構えられていないというものがあります。アドレスの向きが間違っていると打球もそれてしまいますので、ターゲットにまっすぐ構えられているか意識しながら打ってみてください。

また、猫背でも反りすぎてもスイングが安定しません。背筋は伸ばして足の付け根部分から前傾するように構えてください。

スウィングのコツは様々ありますが、まずは基本に忠実に打つことが大切です。バックスウィングのときは右足に体重をかけてダウンスウィングでは左足に移動させ、体の軸はぶらさないようにしましょう。

これらを基本がしっかりとできているか、ときにはスマートフォンなどで撮影して確認してみるのも良いでしょう。

リスクを抑えてコースを回る

前述したとおり、100を切るにはボギーが9ホール、ダブルボギーが9ホールで十分です。
上手いプレーよりも必要なのは堅実なプレーです。あの林を超えられれば、などとは考えずにあの林に入らないためにはどうすればいいのかと考えるようにしましょう。当然、深いラフや池、バンカーなどの危険地帯は避けるようにしてください。

フォームを改善する

フォームの基本はアドレス、トップ、インパクト、フィニッシュです。
スコアが伸び悩んでいるということであれば、今一度基本を思い出してみるのも効果的です。

アドレスは肩の力を抜いてなるべく力まないようにすること。トップはターゲットの逆へ体をねじって、フェースの向きが45度になるように意識してください。最後にインパクトの瞬間に腰をターゲットの方向に回転させ、フィニッシュでは体重が左足に乗るようにします。最初から全てこなそうとせず、一つずつ体に覚えさせるように練習してみてください。

アドレスの確認 正しい前傾姿勢とは

まとめ

長年ゴルフをやっている人でも100を切れない人が少なくありません。そういう意味では100が一つの壁といえるでしょう。それを突破するには、理想のプレーを追い求めないこと、アプローチやパターなどの地味なプレーの練習を積み重ねること、そして伸び悩んでいるときは基本に立ち返ることが大切です。ぜひ、この記事を参考にして100切りを目指してみてください。