ゴルフマナーの基本!初心者がおさえておきたいマナーを解説
目次
本記事では、ただマナーを列記するのではなく、どんなことに気をつければいいのか、なぜそのマナーを守らなければいけないかがよく分かるようになっています。これからゴルフを始めようと考えている方や、初めてコースに出ようと思っている方は、ぜひご覧ください。
ゴルフのラウンドでマナーが大切な理由
「ゴルフはマナーが厳しいスポーツ」というイメージを持っている方は多いかもしれませんが、その理由を知っているという方は意外と少ないのではないでしょうか。
ゴルフでマナーが重視されるのは、「審判がいない」というのが大きな要因です。監視役がいないからこそ、プレーをする自分たちで行動や服装、振る舞いを律する必要があります。
ただ、そこまで堅苦しく考える必要はなく、実際に守るべきマナーも難しいものはありません。基本的なマナーを守るようにすれば、気持ちよくプレーできるでしょう。
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初心者がおさえておきたいゴルフマナーの基本
ここからは、初心者が押さえておきたいゴルフマナーの基本を解説していきます。「ゴルフ場」「ラウンド中」「ゴルフコース」「服装」とシチュエーション別にご紹介しますので、それぞれ確認してみてください。
ゴルフ場でのマナー
ゴルフ場でのマナーとして最も大切なのは、「時間に遅れない」ことです。
ゴルフ場に着くのが遅れ、時間どおりにスタートできないと、一緒にラウンドするメンバーだけでなく、ゴルフ場や、その後にコースに出る人たちにも迷惑をかけてしまいます。
少なくともスタート時刻の30分前にはゴルフ場に到着して、10分前にはティインググラウンドで待機しておきたいところです。もし遅れてしまいそうなときは、早めにゴルフ場に連絡しましょう。
ゴルフ場全体のマナーとして、タバコにも注意が必要です。最近では、コース、クラブハウスともに全面禁煙になっているところも多いものです。タバコを吸う方は、事前に喫煙場所を確認しておきましょう。
ラウンド中のマナー
ラウンド中は、他のプレーヤーの邪魔をしないことが大切です。打つ人がアドレスに入ったら、音を立てたり、後方に立ったりしないようにしましょう。大声でのおしゃべりなど、他の人に迷惑をかける行為もNGです。
また、「コースを傷つけない」ことも大切なマナーの1つです。土を掘り返したり、木の枝を折るのはもってのほかですが、もし、ショット時に芝を削ってしまったり、穴を開けてしまったときは、素早く修復するようにしましょう。方法はキャディなどのスタッフやゴルフ経験者に聞けば、優しく教えてもらえるはずです。
ゴルフでは、テキパキとプレーすることも大切なマナーです。一つ一つのプレーに時間をかけすぎると、他のゴルファーのプレーの進行を妨げることになりかねません。「プレーファースト」を心がけ、前の組との間隔が空きすぎないようにしましょう。
具体的には、「自分の打順が来る前にクラブを決めておく」「素振りは2、3回に留める」「ホールアウト後は小走りで」といった点に注意するとよいでしょう。
ゴルフコースでのマナー
続いて、コース上でのマナーについて紹介していきます。「グリーン上」と「バンカー」に分けて、それぞれ詳しく解説していくので、ぜひご確認ください。
グリーン上でのマナー
グリーンはコースの顔ともいえる存在です。プレーヤーにとっても、緊張感が高まる場所ですから、注意しなければいけないポイントも多くなります。
まず、グリーン上では決して走らないでください。無闇に走り回ると芝を傷つけてしまう可能性があるので、気をつけましょう。また、他の人のパッティングラインにも要注意です。くれぐれもボールからカップまでの軌道上を歩かないようにしてください。
そのほか、打つ人の近くに立たないことも重要です。グリーンでは、ライン上に影が落ちるだけでパッティングの妨げになってしまいます。夏場は特に注意が必要ですが、離れた場所で待つようにしましょう。
他のマナーとしては、グリーンの芝を傷つけないという意味合いで「ボールがグリーンに落ちたときに生じた窪みを直す」、「カップの縁を踏まないようにする」といったものもあります。もしグリーン上で、どうすべきか分からないことがあったら、一緒にラウンドしている人に聞いてみるといいでしょう。
バンカーでのマナー
ゴルフをする上で避けて通れない、バンカーに関しても注意すべきことがあります。
バンカーへは必ず、土手が低くなっているところから入りましょう。高いところから入ろうとすると、土手の砂を崩して芝を痛めるおそれがあるからです。
そしてバンカーショットを打ち終わったら、レーキと呼ばれる道具で足跡やショットの跡をならしてから出ます。レーキが置いていなければ、足でならすようにしてください。
服装のマナー
ゴルフにおいて、ドレスコードを守ることもマナーの1つです。
ゴルフ場によっては、独自のドレスコードを定めている場合もあります。適した服装でないとクラブハウスに入れないことや、プレーできないこともあります。初めて行くゴルフ場では、事前にドレスコードを確認しておくとよいでしょう。
ここでは、男性、女性それぞれのゴルフ場での服装について、一般的に推奨されているドレスコードを紹介していきます。以下のポイントを押さえておけば、まず間違いなくゴルフ場には入れるはずです。
男性の服装のマナー
男性の服装としては、襟付きのシャツ(ポロシャツも可)、スラックスやチノパンなどのロングパンツ、ゴルフシューズが基本になります。冬場はハイネックやタートルネックもOKです。その他、ゴルフ場によっては帽子の着用が義務付けられていたり、クラブハウスに入る際にジャケット着用が必須だったりする場合があるので、注意が必要です。
NGの服装として、ジーンズ、ジャージ、Tシャツ、タンクトップなどが挙げられます。動きやすいからといって、カジュアルすぎる格好でゴルフ場には行かないようにしましょう。
短パンはNGではありませんが、半ズボンやショートパンツの場合はハイソックスが必須になることを覚えておいてください。そのほか、夏場にやってしまいがちな、タオルを首にかけたり、腰から下げたりするスタイルもNGです。
女性の服装のマナー
女性の場合も男性と同じで、襟付きのシャツにパンツルック、ゴルフシューズが基本となりますが、ワンピースタイプのゴルフウェアも大丈夫です。またボトムスとして、キュロットタイプもスカートもOK。最近はスカートタイプのゴルフウェアもありますが、丈の短すぎるものや露出が多いものは避けたほうが無難です。
男性と同じくTシャツやデニム、キャミソールといったカジュアルな格好はNGです。
そのほかに注意すべき点として、ハイヒールのような踵の高い靴も避けるべきです。クラブハウスに入場する際も、ローヒールのものやパンプスにしておいたほうが安心です。
女性の場合は、カジュアルすぎる格好と、露出の多い服を避けることを心がけましょう。
ゴルフでマナー違反をするとどうなる?
各ゴルフ場は利用規約を定めており、その中には禁止事項もあります。これに違反していると、場合によっては、入場できないことや、プレーさせてもらえないこともあります。
特に注意したいのがドレスコードです。不釣り合いな格好でゴルフ場に足を運ぶと、そもそもクラブハウスに入れない可能性もあります。そうなると、楽しみにしていた予定がすべて水の泡になってしまいます。少しでも不安がある場合は、事前に問い合わせておくとよいでしょう。
そのほか、コースを傷つけたり、ショットがうまくいかないからとクラブを叩きつけたりするのもご法度です。同伴者や他のゴルファーを不快にさせるような行為は厳重注意を受ける可能性もあり、度が過ぎると出入り禁止になってしまうかもしれません。
ゴルフは自分自身だけがうまくプレーできればいいというものではありません。一緒にプレーする人や同じコースを利用する前後の組の人たちに嫌な思いをさせないためにも、マナーを守ることは非常に大切です。
まとめ
今回は初心者が押さえておきたいゴルフマナーの基本について解説してきました。
マナーと聞くと堅苦しいものを想像するかもしれませんが、ゴルフにおけるマナーは、みんなが共に楽しむためのルールのようなものです。事前に内容を理解しておけば、守ることは難しくありません。
大切なのは、マナーを暗記することではなく、「なぜダメなのか」を理解することです。その理由が分かっていれば、おのずとマナー違反も防げるはずです。本記事を参考に、ゴルフのマナーについて学んでみてください。
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