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迷ったらコレ!アイアンのシャフト選択

迷ったらコレ!アイアンのシャフト選択

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みなさん、いつも記事を読んでいただきありがとうございます!PGAプロの緑川です。今回のテーマは、アイアンのシャフトについてです!シャフトにはそれぞれ特徴がありますが、その中でも万人受けするような王道シャフトを紹介いたします!クラブシャフトが与える影響とは何か、シャフトの基礎知識から説明を進めていきます!

①シャフトの影響

シャフトは、クラブの動きやタイミングなど様々な点で影響を与えます。

シャフトの選択では、[重さ・硬さ・キックポイント]の要素を考えて自信のスイングタイプと比較して相性の良い物を選びます。

シャフトにはそれぞれ特徴が大きく異なるので自分のスイングに合わないシャフトを使用してしまうと、スイングにも影響を与えますし、ショットの結果も悪い方向へと傾いてしまいます。

そのためシャフト選択は、ゴルファーのスコアアップに重要なポイントとなるので、シャフトの特徴を理解した上でフィッティングや試打をしてみてください。

②アイアンシャフトのフレックス目安

シャフトの硬さは、フレックスと言われることもあります。

レディース用では、L⇨A⇨R

メンズ用では、R⇨SR⇨S⇨X

このように順に硬度が上がります。

しかしフレックスには、統一した基準はなく、同じ表記でもメーカーによって多少硬さが異なることがあるので注意が必要です。

フレックスの目安は、主にヘッドスピードから決めることが多いです。

スイングスピードが速い人ほど硬いシャフトが選択される傾向にあります。

※ヘッドスピード

(男性7番アイアンの平均値34)

30前後⇨R-SRあたり

35前後⇨SR-S

35-40未満⇨S-X

40前後⇨X

③オススメシャフト一覧

N.S.PRO 950GH

■理想的なしなりで球が上がりやすく、しかも弾きがいいので飛距離も望めます。「上がらない」「つかまらない」「飛ばない」というゴルファーに最適なスペックをもち、誰にでもやさしく打てます。

■軽量スチールなので安定性抜群。タイミングがとりやすく正確無比のコントロール性を発揮。しかもシャープに振れるので飛距離もでます。

■インパクトでしっかりつかまえられるから、ミスショットが激減。吹き上がったり、極端に曲がったり、必要以上に飛び過ぎたりを抑え、ラフからもしっかり打てます。

■中調子なので中間弾道のいい球筋。風にも強いシャフトなので、縦方向にも横方向にもバラツキのない球が打てます。

日本シャフトHPから”引用”

N.S.PRO 950GH

このシャフトは、軽量スチールの中でも90g台の重量感があります。

シャフトの柔らかさや、しなり感をカーボンのように求めているけどシャフトの重さは、ある程度欲しいといったゴルファーにピッタリのシャフトです。

まだゴルフを始めたばかりのライトなユーザーでもハードすぎず、ある程度の期間使うことができるので、基礎体力があるけれどスイングに慣れていない方にもオススメできます。

N.S.PRO MODUS3 TOUR  105

■ツアーライトウエイト仕様がH/Sをアップ

USPGAツアーでは難易度を増すホールセッテイングを克服するために、従来よりも軽量でしかも強弾道・高操作性・良好なフィーリングを満たすシャフトが求められています。「TOUR105」は、そのトレンドに逸早く対応してツアーライトウエイト仕様を採用。軽量化を図りながらN.S.PRO独自の素材「NSGS8655V」使用と高めの先端剛性のマッチングにより、「軽いから速く振れる→H/Sが上がる」効果を可能にしています。

■ツアースピン設計が直進性と距離感を向上

シャフトのすべてのエリアの肉厚をミクロの単位で自在に加工して最適化。「TOUR105」は、他を凌駕するスチールシャフト造りのノウハウで培われたN.S.PRO独自の肉厚調整加工技術がもたらすツアースピン設計を採用。優れた直進性能と距離の安定性を高い次元で両立させました。その製造技術と品質への信頼はUSPGAツアーでも極めて篤く、既に多くのツアープロが続々とスイッチし実績を重ねています。

日本シャフトHPから”引用”

N.S.PRO MODUS3 TOUR 105

こちらのシャフトは、モーダスシリーズの中でも後の方に登場したシャフトです。

分かりやすくまとめると105のモデルは、シリーズ中で最軽量で硬いです。

⇨元々の105のコンセプトが海外選手向けの長いクラブを組む前提で設計されているそうです。

そのため通常の長さでは軽く・硬くなるようになっているとのこと。

番手ずらしなど、カスタマイズを求めるゴルファーにオススメのシャフトです。

N.S.PRO MODUS3 TOUR 120

●剛性が高めの先端部(Tip)で強弾道

高めの剛性設計でムダなスピンを抑制し、インパクトを正確にして強弾道の飛びを可能にしました。

●剛性が低めの中間部(Mid)でしなりを操作

低めの剛性設計でシャフトのコントロール性能をアップできるので、どんなスイングテンポのプレイヤーにも操作が可能になりました。

●低め剛性の手元部(Butt)で快適フィーリング

少し硬めの手元剛性はソフトな打感で、スムーズなインパクトとすばらしいフィーリングを生み、スイングテンポもよくなります。

日本シャフトHPから”引用”

N.S.PRO MODUS3 TOUR 120

このシャフトは後に紹介をするダイナミックゴールドよりも軽く、同じモデルの105よりも重たい、多くの男性ゴルファーに刺さる中間的なバランスのとれたシャフトです。

重量としてはそれほど軽いタイプでないのですが、先端剛性が高いので先端が少し硬くなり、中間がしなりやすいタイプです。

数字だけみると105⇨120の方がスペックが上に感じてしまうかもしれませんが、内容は全く違う物です。

(重量は軽いですが、硬度があるので105の方がハードに感じる方は多いと思います)

同じモーダスでも105が軽く硬いと感じてしまう方は、120を試してみることをおすすめします。

ダイナミックゴールド

発売から44年経った今でもスチールシャフトの代名詞と言われるダイナミックゴールド。世界ランク上位プレーヤーや日本の賞金王をはじめ、全世界のトッププロから絶大な信頼を得る名実共に世界No.1のスチールシャフトです。

絶大なコントロール性能と優れた安定性を求めるツアープレーヤーや上級者には、もはや必需品ともいえるシャフト。

トュールテンパーHPより”引用”

ダイナミックゴールド

こちらのシャフトは、今回紹介したシャフトの中でも最重量と言えるほど全体的に重たいシャフトが多いです。

初心者にはハードに感じますが個人的にオススメのシャフトです。

理由として、ダイナミックゴールド特有の元調子で手元がしなりやすいため、タメを感じやすいシャフトです。

重量もあることから、ダイナミックゴールドシリーズのシャフトは、手打ち防止になります。

重さに心配はありつつも、ある程度の体力があるビギナーゴルファーには、オススメができるシャフトです!

➃おわりに

今回の記事では、アイアンのシャフトについて紹介をさせていただきました。

記事で取り上げたシャフトは、基本的にどのメーカークラブにも使用されている王道タイプのシャフトです。 

重さや硬さに違いがあるので、それぞれのシャフトを手に取って試していただけたら嬉しいです!

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貴大 緑川

緑川貴大(日本プロゴルフ協会・PGAティーチングプロ)

1998年7月生まれ、神奈川県出身。 学生時代は、原英莉花や鶴岡果恋など多くのプロを輩出している葉山ジュニアゴルフ育成会や青木功プロ主催の青木功ジュニアクラブに在籍をして技術を磨く。 駒澤大学在籍中にPGAライセンスを取得し、アマチュアから現役プロまで年間6,000件を超える幅広いレッスンを展開している。 現在は、プロゴルファーのレッスンだけでなく、プロキャディーや自身も大会に出場して、ゴルフにおける総合的なスキルを高めている。

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