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マネージメント編

マネージメント編”クラブ選択の重要性”

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今回の記事のテーマは、クラブ選択におけるマネージメント編です!残りの距離から安直にクラブを選択してしまうと、大きなミスにつながります。今回の記事では、クラブ選択からショットまでにプロが考えていることをまとめましたので、ぜひ参考にしてください!

①クラブ選択でやってはいけないこと

ラウンド中に何度も『何番で打とうかな』と考えたことありますよね!

ほとんどの方は残り距離に応じて番手の選択をされるのではないでしょうか?

これはあながち間違いではありませんが、、

大きな落とし穴があります。。。

160yの距離に対して

7番だと少し大きいけど8番だと少し手間になりそう。そしたら7番で距離は届かせよう!

⇨基本的にはこんな感じだと思います。

反対に8番で手前に落とそう!⇒これも間違ってありません。

しかしこの方法で番手選択をしていると

手前と割り切っているはずなのに

届かせたくなったり、

7番で届かせようと決めているのに緩んでしまったり

そんなミスを繰り返している人が多いと思います。

これでは本当の意味で番手を選択したとは言えないのです。

曖昧な感覚で決定してしまうと、打つ動作中も不安な気持ちから不安定なスイングとなりやすいです。

②目的を持った選択をする

先ほど、記述したように曖昧な感覚で決定してしまうと、ミスにつながります。

ここでは見出しの通り『目的を持った選択』を意識することで集中してスイング動作に移ることができます。

『目的』と言われると

距離・方向など様々な部分に当てはまりますが

まずは距離から考えてみましょう。

先程の例

160y 7番だと少々大きいが8番だと少し届かない。

このような事例で目的を持つとなると

・距離を届かせるべきか

・手前から攻めるべきか

この2択から結論を出す必要があります。

何を持って結論を出すかと言うと。

・ピンポジション

・グリーンの傾斜

・前後のハザード

それらの状況踏まえて決定します。

いやいや、難しいよ、、、。

と思ったそこの読者のみなさま

まずはピンポジションとハザードから考えてみましょう。

ピンポジションから考える

ピンまで160yの距離が残っているとして

ピンポジションが奥にあるのであれば

センターまでの距離は、およそ150y-155yになるかと思います。

⇨その場合8番では160yに届かずとも

グリーンセンターまでは届くということになります。

反対に7番では160yに届く番手ではありますが、グリーンをオーバーしてしまう可能性があるということになります。

ここで気持ちよく8番でスイングするのと

7番で奥を嫌がり変に緩んだりしてしまうのと

結果に差が出てくるのではないでしょうか?

このように、ピンまでの距離と

ピンポジションから番手選択を導くことが可能です。

前後のハザードから考える

先程のピンポジションに加えて、

もう一つ大切なポイントがハザードです。

グリーンの前後にあるバンカーや池など

ハザードに関わる番手を選択しないと言う方法も大切です。

おそらくピンポジション以上に

緩んだり、力んだりとスイングに影響を及ぼす要因となりますので、『確実に超える』や『絶対に届かない』などハザードのプレッシャーを消す戦略も重要です。

③”やってはいけない”を最優先に

ハザードやピンポジションのように

自分がやってはいけないことを最優先に考えることがオススメです。

1つしっかりとした目標があれば、心情の変化もなくスイングすることができます。

しっかり当たって池を越えたらいいなぁ

よりも

池はダメだから必ず届くクラブを持つ。といった考え方です!

やってはいけない場所を最優先に考えると、その他の左右前後は圏内になるのでコースが広く見えます。

④まとめ

今回の記事はいかがでしたか?

クラブ番手の選択に悩んだ場合には

グリーン周りのハザードやピンポジションなどを考慮して『やっていい事と悪いこと』を確認してあげると答えが出てきます。

プレー時間には限りがあるので

慣れるまでは選択に時間がかかるかもしれませんが、トライしてみてください!

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貴大 緑川

緑川貴大(日本プロゴルフ協会・PGAティーチングプロ)

1998年7月生まれ、神奈川県出身。 学生時代は、原英莉花や鶴岡果恋など多くのプロを輩出している葉山ジュニアゴルフ育成会や青木功プロ主催の青木功ジュニアクラブに在籍をして技術を磨く。 駒澤大学在籍中にPGAライセンスを取得し、アマチュアから現役プロまで年間6,000件を超える幅広いレッスンを展開している。 現在は、プロゴルファーのレッスンだけでなく、プロキャディーや自身も大会に出場して、ゴルフにおける総合的なスキルを高めている。

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