①ライン出しショットとは

ライン出ショットとは目標に対して打ち出し方向やスピン量をコントロールしたショットのことを言います。

飛距離は通常に比べて多少下がるものの、目標地点に対して比較的真っ直ぐなショットとなるため、プロでもこの打ち方を多用している方が多いです。

コースマネジメントをさらに広げ、スコアアップにもつながるので僕自身もボールをコントロールする練習をよくしています。

②ライン出しのメリット・デメリット

メリット

ボールのコントロールがしやすい

ライン出しショットではフルショットをするのではなく、コンパクトに振り抜くことが多くなります。

またクラブフェイス面は、スクエアな状態でインパクトをするのでサイドスピン量が減少し、真っ直ぐなショットとなります。

デメリット

飛距離が1番手ほど落ちる

僕の個人的な意見としては、こちらはデメリットとは思いませんが、強いて挙げるとすれば飛距離が落ちることです。

ラインを出すためにコンパクトにスイングをしていくので、おおよそ1番手ほど飛距離が落ちます。

③ストレートの球筋は現実的に難しい

さて、ライン出しショットのお話を進めている中ではありますが、そもそも『ショット自体の魂筋をストレート系にしたら良いのではないか?』と思った方も多いかもしれません。

しかし、ゴルフクラブの構造とスイング軌道上ではボールにサイドスピンをかけないショットは実質ほぼ不可能なのです。

前傾したアドレスで円の動きを描くゴルフのスイングはボールに何かしらのサイドスピンがかかってしまいます。

そのため、曲がり幅を抑えることができても、実質ストレートに打つという事はなかなか難しいのです。

そこでコンパクトなスイングで、クラブフェースとスイング軌道をコントロールして、サイドスピンをなるべく抑えようといったショットがライン出しショットとなるわけです！

④打ち方の講座

Ⅰボールの位置

コンパクトなスイングをしていくので

ボールの位置は通常通りまたは、ボール半分ほど右側にセットします。

Ⅱスイング幅

おおよそ7割〜8割ほどの感覚でスイングをします。

特にインパクト〜フォローにかけては低く長く振り抜く意識を持ってコンパクトなフィニッシュを意識します。

Ⅲフォローの動き

クラブフェースは返さずに、アプローチのようなイメージでフォローを体で出していきます。

こうすることで、クラブフェイス面がスクエアな状態で振り抜かれて打ち出し方向の安定とサイドスピンのコントロールをします。

Ⅳクラブ選択

クラブ選択は、通常より1番手上げた状態で打つようにしましょう。

コンパクトなスイングとなるため、通常よりも飛距離が落ちる傾向にあります。

⑤練習方法

アプローチの練習方法と同様に

クラブを左脇腹部分で構えるようにして、この状態でスイングを行います。

そうすることでクラブの返しを抑えつつ体で振り抜くイメージを持つことができます。

また、ハーフスイングで練習をすると効率が良くなります。

⑥まとめ

今回はライン出し、ショットについてコラムをまとめてみました。

このショットを扱えるようになると、様々な場面でグリーンオンするチャンスが増えていくと思います。

また、コンパクトにスイングするという事は、傾斜面でも適用ができるため、いつもフルショットしか練習ができていない方は、ぜひ練習していただけると様々な場面で活用できると思います。

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