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プロが本気でシュミレーションを2Hプレーしてみた

プロが本気でシュミレーションを2Hプレーしてみた

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今回の記事では、私(緑川)がマネージメントをもとにシミュレーションをゴルフを2ホールプレイしてみました。 シミュレーションとはいえ、実際のプレイ中でも考えていることを記事にまとめましたので、どんなことを考えながらゴルフをしているのか、ぜひ参考にしてみてください。 特にリスクマネージメントの考え方が必見です!

石岡ゴルフクラブ

①1H 315y per4 第一打

このスタートホールでは

ボールの着地点270yほどにバンカーがあるので、このポイントを避けたクラブ選択をします。

2UTで右サイドバンカー横の広いフェアウェイを狙います。

上手く狙った場所に打つことができました。

万が一、右に行ったらバンカーに入ってしまいますが、右サイドがNGと目的を明確にすることで左サイドを広く使って気持ちよく振り抜くことができます。

②1H 315y per4 第二打

ピンポジションがセンターやや右

左サイドにはバンカーがあります。

ここの場面で、絶対にやってはいけない事は

左サイドのバンカーに入れることです。

バンカーに入れないように、超える距離を打つと下りのロングパットが残ってしまいます。

そのため今回は、距離を合わせて

ピンの右サイドに落とすイメージで打ちます。

万が一、右にこぼれてしまっても寄せやすいアプローチになりますし、手前でも問題ありません。

グリーンに乗ったらOK

(枠内2m以内に入れば1パット設定でした)

③2H 501y per5 第一打

このホールは、ちょうどドライバーの飛ぶ位置(右サイドに)バンカーがありましたので、僕の中のイメージでは、バンカーから少しドローをさせてフェアウェイに戻す計画でした。

結果的には少しプッシュ気味で、

右バンカーギリギリのラフに着地してました。

ここで少し反省した事は

左サイドがすごく広いので、もっとバンカーを避けてショットをするべきでした。

しかし、per5と言うこともあり、少しでも飛ばしたい欲が出た結果、球を捕まえて、飛ばそうとしてしまったのがミスの原因です。

④2H 501y per5 第二打

実際のラウンドでは、確実にウッドが打てないと判断したため7番アイアンでレイアップをします。

この時150y-170y付近にバンカーが3つ設置されていましたが、いずれのバンカーにも入れたくないので、確実に左サイドのフェアウェイから狙っていきます。

ここでバンカーに入れてしまうと

3打目のショットがさらにシビアになってしまうため、確実に乗せるためにもフェアウェイをキープする必要があります。

⑤2H 501y per5 第三打

予定通りフェアウェイ左サイドをキープして

残りの距離が124yとなりました。

ここのグリーン近辺は、バンカーが3つ並んでいました。

グリーンの傾斜を見ると、どうやら手前から奥に速いらしいので、右手前のバンカーには入らないよう心がけて打ちます。

結果は、カップ真横に着弾しましたが

傾斜の影響で、ボールが止まることなく、5メートルほどオーバーしてしまいperフィニッシュとなりました。

⑥ラウンドの”まとめ”

今回のシミュレーションラウンド実践編の解説として読者の皆さんに気づいていただきたい点は、『打ってはいけないエリアの決定』を必ず確認してから、クラブ選択やターゲットの選択をしている点です。

マネージメント編の記事でご紹介をしているかもしれませんが、打ってはいけないエリアを決めずにすべてのハザードに意識を向けていると、打つ方向や距離に定まりがありません。

そんな中でショットをすると不安定な結果となります。

自分の中でやって良いことと、悪いことを明確にすると

上下左右いずれも意識するのではなく、限ったエリアのみ意識を抱くことに集中できます。

実際のラウンドでも、カートナビやコースメモを見ながら同じようなことを考えてプレイしていますので、ぜひ皆さんもショット前の目的の設定からマネージメントをスタートしてみてください!

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貴大 緑川

緑川貴大(日本プロゴルフ協会・PGAティーチングプロ)

1998年7月生まれ、神奈川県出身。 学生時代は、原英莉花や鶴岡果恋など多くのプロを輩出している葉山ジュニアゴルフ育成会や青木功プロ主催の青木功ジュニアクラブに在籍をして技術を磨く。 駒澤大学在籍中にPGAライセンスを取得し、アマチュアから現役プロまで年間6,000件を超える幅広いレッスンを展開している。 現在は、プロゴルファーのレッスンだけでなく、プロキャディーや自身も大会に出場して、ゴルフにおける総合的なスキルを高めている。

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