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プロが打つ[スピンの効いた]アプローチとは?

プロが打つ[スピンの効いた]アプローチとは?

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10-30yまでのアプローチが得意な方はいますか?グリーン周りの課題はスコアメイクにも直結しますよね。今回の記事ではアプローチを上達しよう!というより、プロが打つアプローチって一体どんな感じなのか、どうしたら打つことができるのか一緒に考えてみましょう!

①アプローチにスピンは必要なの?

ここが最大の論点になるかと思います(笑)

そもそもプロが打つような『キュッ』と止まる技術は必要なのかという点ですが、、

結論としては【必要】です。

なぜ必要かといいますと、

・プロ(競技用)セッティングのグリーンで対応するため

・ボールの捉え方が上手になるため

以上2点が大きな理由です。

プロ(競技用)セッティングのグリーンで対応するため

トーナメント会場のグリーンでは基本的に速くセッティングされています。

身近な環境だとクラブチャンピオンや月例競技、ゴルフ協会が主催するアマチュア向けの試合でもトーナメントのようなセッティングがあります。

グリーンスピードが早くなると通常のショットでは、止まらなくなるのでアプローチの【落とし所】が難しくなりパーセーブしずらくなります。

そんな時にスピンが効くアプローチ技術があるとコンデションに関係なく対応することが可能となります。

ボールの捉え方が上手になる

後ほど練習方法でも紹介をしますが、スピンをかける=フェイス面の上にボールがいかに乗っかっているかが鍵になります。

一般的なショットは、ヒットされてボールが弾かれていきますが、スピン系のショットでは、弾くのではなく、フェイスに載せる必要があるのです。

そのためスピン系のアプローチを練習することで、ボールの捉え方が上達します。

②クラブ別ショットとの違い

以前解説をしましたが、アプローチではクラブ別にアプローチ方法を変えることができます。

今回はボールを止めるためにスピンをかけたいわけですが、クラブ別アプローチの考え方を当ててみるとロフトが寝ているクラブを使用すれば良いとなりますね。

        ⬇︎

一般的には56〜60°あたりのロフト角を1番低い番手として選択されていると思いますので64°や70°近いクラブを採用すればいいのでしょうか?

        ⬇︎

単にロフトが寝ているだけであるなら

スピンというよりボールが上がって止まるだけになります。

また、確かにボールは止まりますが、14本の中でボールを止めるだけに60°以上のクラブを入れるのも、勿体無い気がしませんか?

このようなことを考慮した結果

おそらくウェッジは56〜60°あたりまでのクラブを採用している方が多いのではないでしょうか。

プロも同じように考えた結果、手持ちにあるクラブで対応できるように”スピン”を使用するのです。

③スピンがかかる条件

フェイスの上にボールが乗る時間が長いこと

ボールにスピンをかけるためには、フェイスの上にボールが乗っている時間を長くして摩擦をかけます。

したがって『パチン』と打つような感覚ではなく、ボールが乗っている感覚を持つことが大切です。

ボールがディスタンス系でないこと

ディスタンス系のボール(2ピース)では、なかなかスピンがかかりずらいです。

理由は、ボールをフェイスに乗せる打ち方をしてもボールが弾いてしまうからです。

ディスタンス系のボールの特徴は、ロースピンでボールが曲がりにくく、転がって飛ぶボールです。

絶対にスピンが入らないということではありませんが、わざわざ難しい条件で行う必要はありません。

使用ボールはスピン系(ディスタンス系の場合はプロモデル)のボールを使用しましょう。

ライが良い環境であること

当たり前のように感じますが、

ライが良い環境であること。⇨重要です。

芝に浮いてる場面(ラフなど)

ボールが上がって簡単そうに感じますが、

フライヤーと同じようにスピンが入らずにボールが飛び出すことがあります。

スピンを入れるアプローチは、

・フェアウェイ(または芝が短い場所)

・平らまたは軽い左足上がり

この2点を意識しましょう!

④練習方法

練習方法をお伝えする前に

スピンをかけるための2ポイントをお話ししておきます。

・振るリズムが早くなりすぎないこと 

振るリズムが早くなるとインパクトでボールが弾かれてしまいます。(初速が速く・スピンが無い)

・ボールをなるべくフェイスに乗せること

フェイスに乗らないとスピンがかからなくなる(スピンがかからない)

これら2ポイントができればスピンは自然とかかります。

それでは練習方法の紹介をします。

ZEROスタート練習

アドレスした状態からフォローを取り、ボールを飛ばします。

球を乗せることができればボールは『フワッと』浮きますし、スピンが入らない乗せ方だとボールが浮かずに転がります。

コツは、リストを使わずに

右手の甲を構えた形のまま送り出してください。

ボールを上げようとしたり、上手く乗せようと手を使い出すと必ず失敗します。

【アドレスでできたハンドファーストの状態をキープして振り抜く】ようにしてみましょう。

メトロノームを使ったリズム打ち

スイングテンポが速くなるとボールは強く飛んで行ってしまいますので、メトロノームなどを使ってリズムよくスイングすることを心がけて練習しましょう。

⑤まとめ

今回の記事は、いかがでしたか?

プロが打つアプローチはスピンが効いていてカッコよく見えますよね!!

あのようなアプローチを打ってみたいと思っている方は、簡単ではありませんが、練習次第ではマスターすることも可能です!

是非トライしてみてください!!

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貴大 緑川

緑川貴大(日本プロゴルフ協会・PGAティーチングプロ)

1998年7月生まれ、神奈川県出身。 学生時代は、原英莉花や鶴岡果恋など多くのプロを輩出している葉山ジュニアゴルフ育成会や青木功プロ主催の青木功ジュニアクラブに在籍をして技術を磨く。 駒澤大学在籍中にPGAライセンスを取得し、アマチュアから現役プロまで年間6,000件を超える幅広いレッスンを展開している。 現在は、プロゴルファーのレッスンだけでなく、プロキャディーや自身も大会に出場して、ゴルフにおける総合的なスキルを高めている。

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