スロープ(斜面)のショットをマスターしよう!-③つま先上がり編-
目次
①つま先上がりの特徴
ボールが左に行きやすい
つま先上がりの傾斜では、通常の構えたところよりも高い位置にボールがあります。
この位置で構えるとクラブフェイスが返りやすい状態になるので左に行きやすくなります。
※スイングにも影響
ボールの位置が高くなることでスイングがフラット(横振り)になりやすくなります。
そのため軌道がインサイドからになり、フック回転がかかりやすいという理由もあります!
ボールとの距離が変わる?!
先程の説明にもありましたが、
ボールの位置が高くなる→自分とボールの距離が近くなる
ということになります。
したがってアドレスをとる際に、ボールとの距離感に注意して構えないとスイング中のバランスを崩す結果となってしまいます。
これまでの『左足上がり』や『左足下がり』の傾斜と違って、『つま先上がり』や『つま先下がり』の傾斜ではボールの高さが変わるので、距離感を適切にすることが非常に大切なポイントとなります。
②つま先上がりの構え方
ボールの位置
ボールの位置は、スイングの最低点となるところにセットをしましょう。
これまでの傾斜での説明と同様に、小さな連続素振りなどで確認をすると適切な位置が見えてきます。
ただし、つま先上がりの傾斜では、スイングの軌道がフラットになりやすいことから真ん中よりもやや右側にセットすると良いです。
傾斜の度合いにもよりますので、
通常の位置または、やや右側にセットすると覚えておいてください!
※左足寄りにセットしてしまうと
①傾斜が強い場合には、高い位置にボールがあるので手前からクラブが入りやすくなり、ダブりや空振りのリスクがある。
②フェイス面が左に向きやすいので、左に曲がるリスクが高くなる。
このようなミスに繋がるので注意しましょう!
膝を軽く曲げる
両膝を軽く曲げて、体重をつま先寄りにかけるようにしましょう。
高い位置にボールがあるので、膝を曲げ過ぎてしまうと、更にボールと近い位置になってしまいます。
このままスイングをするとバランスが悪くなったりするだけでなく、構えた時のプレーンがフラットになりすぎてしまうので横振りが強くなり上手くボールに当たらなくなります。
スイング中にバランスを取るためにも
膝は、軽く曲げて(あまり曲げすぎず)
重心はつま先寄りにしましょう!!
→傾斜が強い場合は、スタンス幅を広げてもらってOKです!
膝は、あまり曲げないのが理想ですがスイング中に体が動いてしまうことが1番NGです。
傾斜が強い場合は、あまり棒立ちになりすぎず土台をしっかりと安定させ小さなスイングから脱出を1番に心がけてください。
傾斜に応じてクラブを短く握る
ボールが高い位置にあるので、クラブを短く握ることで調整をします。
長く握るとボールとの距離感が通常よりも離れた位置になりやすく、スイングがフラットにもなってしまいます。
基本的には、通常よりも短く握るようにしましょう!
傾斜にもよりますが、親指第一関節分くらいをノルマとしてもらってokです!
③つま先上がりの注意点
大振りは特に注意
傾斜面でのスイングは、常にバランスが大切です。
傾斜にあらがって無理をするとスイング中にバランスを崩してしまいます。
構えた姿勢を維持したまま打てる範囲の振り幅で調整するようにしましょう!
重心位置を気をつける
大振りをしない理由と重複しますが、つま先上がりでは、体重が『かかと寄り』になりやすいので、構え(アドレス)からつま先寄りに重心が来るように調整をしましょう。
スイング中も重心位置は『かかと寄り』にならないように重心位置を維持したまま打てる範囲の振り幅が大切です。
フックしやすいので右を狙う
つま先上がりでのショットは、基本的に左に曲がりやすいので予め右を狙って構えるようにしましょう。
傾斜が強くなるにつれて左に行きやすいので注意が必要です。
④あとがき
つま先上がりの傾斜では、ボールの位置が近くなるのでクラブを短く握ることや、膝の曲げ具合でバランスをとります。
最初は、構えを自然と作れるように練習をスタートしましょう。
ある程度慣れてきたら、重心位置や姿勢を維持したままスイングをすることを心がけます。
しかし、傾斜から無理をしても良いことはありません。
初めは、脱出を1番としてコンパクトなスイングで出来るようになればgoodです!
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