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ゴルフ入門編-初心者練習ガイドvol.1-

ゴルフ入門編-初心者練習ガイドvol.1-

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ゴルフを始めてみようと悩んでいる方や、始めたばかりで何から練習したら良いか分からない方に向けた練習ガイドです。グリップからボールを打つ動作に入る前までの初めの部分で大切なポイントをまとめています。レッスンを受けている方も復習や応用として少しでも活用していただけたら嬉しいです。

①グリップについて

グリップは、ゴルフを始める段階において、非常に大切な部分です。

グリップは、体と腕の動きやクラブヘッドに力を伝える重要な役割をしますので、正しいグリップは正しいスイングを導き、ゴルフの上達に欠かせません。

基本的なグリップを作る土台となるのは自然体であり、両腕をだらりと垂らした状態で軽く前傾姿勢を作ります。

この時の状態のままで、両手を握ると理想的なグリップが完成します。

左手

先程のだらりと下げた状態で、クラブを握ると、親指の位置がシャフトのセンターやグリップにあるロゴよりもやや右に位置します。

この時のポイントとして握り拳が2つ見える位が良いでしょう。

ゴルフのレッスンでは、2ナックルとよく言われます。

右手

左手のグリップができたら、右手のひらを開いて、クラブの右側から左手の親指を包み込むようにグリップをしていきます。

右手の親指と人差し指の付け根で作られるY字のような形の延長線上が首筋の右側を指すように握りましょう。

両手の確認

グリップは、左右の手をしっかりと密着させ、一体になって動くようにすることが大切です。

特に左手の中指、薬指、小指がクラブを支えるポイントになります。

②アドレス(構え方)

ゴルフは、ボールを目標の方向へショットするスポーツですので、決められた地点にボールを打つには正しいアドレスが大切です。

スクエアスタンス

まず最初に目標に向けて、正しく構えを取りましょう。

この時、大切なポイントは、クラブフェースを目標に直角に向けます。

その後、ボールと目標結んだ線に対して、両足のかかと、両膝、腰、肩を平行にセットします。

手順としては、クラブフェースの面を直角に向けた後に両足を閉じた状態から、少しずつ開いていくと、間違いなく目標に対してスクエアスタンスが取れるでしょう。

スタンスの幅

初心者の方の多くは、構えた時にどのくらい足を広げたらいいか悩むことが多いはずです。

基本的には、クラブの長さが変わるにつれてスタンスの幅も変わってきます。

最初は、8時4時までのスイングを足幅1足分として、9時3時以降のスイングを足幅2足分(肩幅程度)、ドライバーを3足分として覚えておくことが良いでしょう。

姿勢

背筋は、まっすぐ伸ばしたまま猫背にならないよう注意して前傾姿勢をとります。

膝は、あまり突っ張りすぎないように軽く曲げて前後左右それぞれバランスの良い構えを作ることが大切です。

※前傾姿勢についての詳細は、こちらの記事をご覧ください。

③グリップから構えまでの手順

ここまでグリップと構えまでの確認をしてきました。

いずれも慣れるまでは覚えることが多く、難しく感じる方もいると思いますので、流れに沿って手順を覚えていきましょう。

Ⅰ・右手でクラブを持ち目標に対して、フェイスの面を直角に合わせる。

Ⅱ・両足を閉じた状態で、目標線に対して並行な位置を決める。

Ⅲ・両足の位置が決まったら小刻みにスタンスを広げます。

Ⅳ・最後にグリップをして完成です。

④初心者向け練習方法

ボールを実際に打つ前にゴルフのスイング感覚を養う練習方法を紹介します。

おへそ当てドリル

こちらは、何度か紹介したことがあるドリルになりますが、体とクラブの動き及び、軌道(円弧)の確認にもなるので初心者の方にオススメの練習方法です。

クラブだけでなく、傘などでも代用できます。

両腕にできた三角形の形をキープしながら、体を回すことができるので、自然と良い動きになります。

スイングの振り幅は、8時から4時の間を意識して左右に連続で素振りをしてみましょう。

ボール持ちドリル

おへそにクラブを当てたドリルのレベルアップした練習方法です。

今度は、おへそにクラブは無いので、動きの目安となるものがありませんが、ボールやリモコンなどを両手で持って同じく、8時から4時のスイングをしてみましょう。

ボールの動きに対して、体も回転することができるので、非常にわかりやすい練習方法です。

※慣れてきたら、そのままの勢いでボールを投げてみるのも良いでしょう。

両手を広げて回転ドリル

ゴルフにおいて初心者の方が最初に難しく感じる事は、前傾姿勢(構えた姿勢)を維持したまま回転することです。

クラブを体の正面に持って水平に回転する事はそれほど難しいことではありませんが、前傾姿勢をとって回転するとなれば話は別です。

この場合、よく初心者の方に多いミスが、腰を左右にスライドさせてしまったり、腰を回そうと前傾した姿勢を維持できず、頭が上下左右に動いてしまうことです。

対処として両手を広げた状態で前傾姿勢をとり、そのままプレーに沿って回転する練習をしてみて下さい。

こうすることで、肩と腰の正しい動きが確認できます。

⑤まとめ

初心者の方は、何から練習をしたら良いのか戸惑われるかとおもいます。

いきなりボールを打つことから入るのではなく、握り方や構えなど基本的な部分から覚えていただき、その後スイングの動作に慣れる練習をすると、順序良くスムーズに上手くボールを飛ばせるようになります。

今回の記事を参考にしていただいて、スタート良くゴルフを楽しんでもらえたら嬉しいです。

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貴大 緑川

緑川貴大(日本プロゴルフ協会・PGAティーチングプロ)

1998年7月生まれ、神奈川県出身。 学生時代は、原英莉花や鶴岡果恋など多くのプロを輩出している葉山ジュニアゴルフ育成会や青木功プロ主催の青木功ジュニアクラブに在籍をして技術を磨く。 駒澤大学在籍中にPGAライセンスを取得し、アマチュアから現役プロまで年間6,000件を超える幅広いレッスンを展開している。 現在は、プロゴルファーのレッスンだけでなく、プロキャディーや自身も大会に出場して、ゴルフにおける総合的なスキルを高めている。

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