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クラブは14本も不要?プロが2本でスコア出してみた

クラブは14本も不要?プロが2本でスコア出してみた

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今回のコラムはいつもと違って、ちょっと面白い内容にしてます。今回撮影の企画でクラブ2本で1ホールプレーしました。こういったクラブ制限のプレーは、非常に練習になりますし、改めてマネージメント力の大切さを実感するきっかけになりました。皆さんぜひ見てみてください。

①指定された2本でプレー!?

今回は指定されたクラブ2本+パターでマネージメントを駆使してスコアを出すという企画をしていましたのでコラムとしてまとめてみました。

実際にジュニアのときにも行っていた練習方法の1つで、指定クラブを決めることで残り距離のシビアな距離感を確認することや、入れてはいけないハザードを考慮するなど、いつもに増してマネージメントを考えます。

ショット前に『イメージ』することとやってはいけない『リスク』を把握することで広い視野を持ってプレーすることを目的としています。

余談ですが私はジュニア時代に合宿で3700y 9Hを3本ラウンドする機会がありました

毎年合宿での恒例行事なのですが2年目にして3UT/6番アイアン/PW +パターで

ベスト-1(35)でラウンドすることができました。

特にこの方法でプレーする場合は、3打目をどのようにして寄せるかを考えます

(アプローチしやすい場所)を考慮してボギーを打たないように気を付けます。

そして普段ではチャンスホールであるper5より、1打で届くper3が唯一のバーディーチャンスとなるのでその点も踏まえてスコアマネージメントをしていきます。

このように普段とは違う視野でプレーできるので新しい発見や技術取得にも繋がるのです。

②実例を紹介(365Y per4 4I/PW)

【打つ前のイメージ】

365 Yなので、意外にも4番アイアンとピッチングウェッジだと良い距離の組み合わせですが、当日は風向きがアゲンストと言うこともあり、おそらくセカンドはピッチングでは届かないので、4番アイアン2回で何とかグリーンに持っていきたいところです。

グリーン左サイドにバンカーがあると言うこともあり、必ず1度目は右サイドに置くようにします。

左サイドに1段目を打ってしまうと、セカンドショットがバンカーにかかってしまい、落としどころのエリアが狭くなってしまいます。

4番で打つと言う事はそれだけスピンもかかりません。ボールが転がることも想定しなければいけないので、花道に落とすことを考えれば、右サイドに落としてコースを広く使おうといった戦略です。

1打目 4番アイアン 210Y

少々当たりは薄いものの右サイド付近にボールが落ちました。

左サイドに落としたくなかったので、想定通りのショットでした。

2打目 4番アイアン 150Y

【打つ前のイメージ】

・少しフェード気味で打つ

・140Y付近の花道に落とす

【結果】

フェードボールでピンに向かって良いラインでボールが飛んできました。

しかし4番ということもあり、思ったよりもグリーン上で転がってしまっていたようで、

15メートルから20メートルほどオーバーしていました。

ですが、2オンに成功することができたので

しっかりマネージメントは達成できたと言えるでしょう。

3打目〜4打目 パッティング

惜しくもカップ一筋で外れてしまいましたが、ナイスパーでした!

3打目のパッティングがよくできすぎていましたが、このような感じでクラブが14本なくてもパーを取る事は可能です!

③マネージメント力はスコアに繋がる

スコア更新のためには、もちろんショット力の向上やパッティング力の向上が第一に大切です。

しかしそれだけではスコアに結びつきません。

クラブが14本もある中でプレーしていると、

すべて後手に回っていると感じる方多くないですか?

例えば、

セカンドを狙ってハザードに入ってしまった

【動機】

→届くクラブがあるから、とりあえずピン(グリーン)を狙う

【改善点】

→セカンドの落としどころに注意する。

・ハザードがかかっていないか

・ショートサイドに落とすことにならないか

このようなことを踏まえて

『センターに確実にオンさせよう』

『左サイドに外してもアプローチは簡単!!だから、右サイドは気をつけよう』

といったリスクマネージメントを考慮する必要があります。

どうしてもクラブが14本あると

ショット後の結果に応じてクラブ選択をされる方が多いです。

事前に落としどころや、そのリスクマネージメントを考慮することで、よりゴルフ場が広く使えますし、より簡単な次のショットへとつなげることもできます。

もちろん人間なので、ミスすることもあります。その時はその都度考えなければいけませんが、あらかじめ作戦を立ててプレーしていると、さらにゴルフの奥深さも感じて楽しくなると思います。

④おわりに

今回は、先日の企画でクラブ2本でプレーした内容をもとにマネージメントの話をさせていただきました。

ほんの1部のご紹介でしたが、実際にこの練習方法はジュニアからプロまで多くの選手が取り入れている内容なので、2、3ホールだけでも練習だと思ってチャレンジしてみてください。

意外にもスコアが変わらないかと思います(笑)

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貴大 緑川

緑川貴大(日本プロゴルフ協会・PGAティーチングプロ)

1998年7月生まれ、神奈川県出身。 学生時代は、原英莉花や鶴岡果恋など多くのプロを輩出している葉山ジュニアゴルフ育成会や青木功プロ主催の青木功ジュニアクラブに在籍をして技術を磨く。 駒澤大学在籍中にPGAライセンスを取得し、アマチュアから現役プロまで年間6,000件を超える幅広いレッスンを展開している。 現在は、プロゴルファーのレッスンだけでなく、プロキャディーや自身も大会に出場して、ゴルフにおける総合的なスキルを高めている。

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