【アンケート実施】エンター豊田とかずプロがゴルフのお悩みを解決!
目次
アンケートでわかったみんなのお悩みは?!
今回Instagramで実施したアンケートでお悩みの1位は飛距離(なんと4割)次いでアプローチ、メンタル維持、コース戦略の順にお悩みがあることがわかりました!
過去に投稿した記事の総集編として各項目のまとめ記事を書いていきますのでぜひご覧いただけたら嬉しいです。
飛距離を伸ばす!2025年はあなたもエンターに?!
今回は飛距離UPについて書いた記事の総まとめの記事となっておりますのでぜひチェックしてみてください!
エンターの語るドラコンスイングの特徴は?
アッパースイング気味にする
やはりドラコンのイメージといえばアッパー気味に当てることかと思うのですが、イメージとしては頭を残す感じなのでアドレスの時の右に少し傾いた形で頭を残す!そんなイメージです。
僕のSNSのスイング動画でたまに前からのショットも見れるのでぜひドラコンスイングのイメージがつきにくい時はご覧ください。(コースではドラコンの振り方やドラコン用のドライバーは使わないようにしているのであまりおすすめはできませんが・・・ワイドなコースならありかもしれません・・)
安全を確保した状態でアライメントスティックなどで後ろから頭を固定してもらってゆっくり素振りしてみるとイメージが湧きやすいかも知れないです!
初速をあげる
飛距離を出す上で、初速はやはり重要なので毎日の練習の中でウォーミングアップとして取り入れていくことをおすすめします!
ウォーミングアップとして取り入れやすい初速上げのドリルとして折れたシャフトを振ってヘッドスピード上げが僕は一番やりやすいかと思っています!
折れたシャフトってきっとなかなか持っていらっしゃる方がいないと思うので、
クラブヘッドを持ってシャフトを振っていただいてもアライメントスティックを持って振っていただいても大丈夫です。
僕はユピテルを置いて、ヘッドスピードを測りながら振っていますがお持ちでない方は音や感覚でもわかるのでどんどん振ってください!
僕はいつも片手ずつ振ってから両手で振っています。
折れたシャフト振りでタメのあるスイングに?!
やってみていただくとわかると思うのですが、ヘッドに重みがないので自分自身でタメのあるスイングにしないと上手く触れないはずです!
ここでのポイントはグリップはゆるく握ることで、シャフトを動かすイメージです。
この時手の中でシャフトが動いてしまうかと思うのですが、その感覚でOKなので動きが気になっても振っていってまずはゆっくりからはじめて上手く振れるようになってきたらどんどんヘッドスピード上げを意識して振っていく練習をしてみてください!
日によっては、シャフトでの素振りが終わった後にヘッドに重みのあるスイング練習機(スピードウィシュ等)を振ることもありますがクラブは皆さん必ずお持ちなので気軽にやってみていただけたら嬉しいです!
サイドスピンを減らす
サイドスピンはスイング軌道やフェイスの向き、インパクトの位置などによってコントロールできます!
例えば、インパクトする際にフェイスが開いた状態で当たるとボールに左へのサイドスピンがかかります。逆に、フェイスが閉じた状態でインパクトすると右へのサイドスピンがかかる場合があるのでなるべくスクエアに打ってサイドスピンを減らしていきます!
これ以外には、ドローをかけて飛距離を伸ばしたりパワーフェードをかける方法もあります!
ミート率をあげる
ミート率はどのクラブにも言えることですがやはり重要になってくるのでひたすらビジネスゾーンの練習をしていきます!
これは僕の練習ルーティーンのコラムでも書いたことなのですが、
どのクラブの練習でも共通することは振り幅をどんどん大きくしていく意識です!
ビジネスゾーンの練習って地味で飽きがくるし
ドライバーは飛ぶクラブなのになかなか気持ちよく振れないのはつらいかもしれませんが、
小さなスイングでミート率を上げてフェイスの管理ができるようになってから中くらいのスイングにしていってそれが最後マン振りでもできるようになれば絶対に飛ぶんです!
どのレッスンプロも言うことだからきっと皆さん意識して取り組んでこられたと思うんですが、きっと一番はモチベーションキープが練習において大変だと感じていて。
気持ちとしては、今している地味な練習はコースで気持ちよく振り切るための過程であって、
最高に気持ちの良いスイングのために今の地味な練習はある、というようなイメージでゴールを決めてその目標の過程にするイメージだと練習しやすくなるかな?と思ってレッスンでお伝えしたりしています。
ゴルフって、スコアが数字として示されるし
結果が全てな部分もあるんですが
今日はいいティーショットが打てた!とかパターの調子が良かった!とか
スコア以外にも成果を感じられるスポーツだと思っていて。
僕にとってのゴルフはいいショットが打てたらそれにも価値があるし、もっと言うと練習してきた過程とか、練習するために仕事を早く終わらせるように頑張ったり、トレーニングに通ったり。その全ての過程に価値がある。
だからこそ、ゴルフの練習自体にも過程を意識して取り組んでいけば、
今日はビジネスゾーンだけしか練習できなかった、ではなくビジネスゾーンでこれだけミート率が上がった!とか新たな気づきが生まれてくるしその小さな気づきがモチベーションになるし、練習後は反省じゃなくて皆さん自分を褒めてあげる時間を作ってください!笑
よく、今日は全然うまくいかなかったと言っている方をみかけるけれど練習に行かないよりか行ったんだから絶対前進しています!
話が逸れてしまったけれどゴルフもスイングも小から大のイメージです!
ドライバーは身体に負担もかかるので球数は皆さんの体調にあわせて振ってくださいね!
目指せタメのあるスイング!ヘッドを遅らせるスイングとは?
よく僕のレッスンを受けていただいた方にお伝えしているのがヘッドを遅らせることなのですが、
これで
- 軽い力で飛距離が伸びる
- 安定したフォームになる
- 軽い力で打てるので後半も疲れにくいため体力をキープしたショットが打てる
僕がよくお伝えするメリットは上記の3つです!
きっと一番気になるポイントは軽い力で飛距離が伸びることだと思うのですが、テイクバックの始動を変えるとかグリップの脱力だとか大切なポイントはたくさんあるのですが僕としては身体で感覚を掴んだ方がシンプルで覚えやすい気がしてよくレッスンでお伝えしているドリルをご紹介していきます!
ヘッドを遅らせる方法
レッスンに来てくださった方はきっとご存知だと思うんですが、僕はレッスンでよくクラブを投げてもらうんです笑
インドア練習場やお庭が広い方(※周囲に人がいないことを確認して安全を確保してから投げてください)しかできないかもしれませんがクラブ(アイアン)を投げる。ただそれだけ。めちゃくちゃシンプルですが意外と難しくて、ヘッドが遅れていないと上に上がってしまうんです。
力加減としてはインパクトから手を離すくらいの感覚でぶん投げるというよりかはアプローチくらいの感覚かな、さっと手を離すくらいの軽い力感で投げる感じです!
意外と前に真っ直ぐ飛ばすのが難しいので何度かチャレンジしてみてください!
きっと投げるうちにヘッドの重みを感じることができます!
この感覚で打ってみるとヘッドが遅れている時と遅れていない時の差を身体で感じることができるはずです!
ヘッドを遅らせる感覚を掴んだから大きく振っていく
ヘッドを遅らせる感覚を身体で掴んできたらあとはとにかく振る!イメージとしては水を張ったバケツをぶん回すくらいのイメージで振るのもいいですし、インパクトについてはボールをぶっ叩く!くらいのイメージでとにかく振ってください!
ちょっと言葉は乱雑かもしれないですが飛距離を伸ばすのってすごく大変なんです。
スイングの形を綺麗にしたい(美スイングになりたい)という気持ちもよくわかるのですが、飛距離だけを考えるのであればまずは振りちぎって飛距離を伸ばす、そのあとでスイングを綺麗にしていくことを僕はおすすめしています!
飛距離さえ伸ばしてしまえばスイングの形を調整していくことは飛距離を伸ばすことより時間はかからないのでまずは飛距離から伸ばしていきましょう!!
ストレッチを忘れずに!
飛距離を伸ばす上で振りちぎって打つとお伝えしましたが、身体のケアも忘れずに行ってください。
意外と忘れがちなことですが練習の前後は必ずストレッチをしてから練習して欲しいです!
そして練習のはじまりとおわりはゆったりクラブを大きく振ることもして欲しいです!
もちろん時間が許せばジムに通ってトレーニングして身体を作るのが一番ベストですがなかなかお仕事をしながらジムとゴルフの練習って難しいと思うのでストレッチだけは意識してしてもらえたら嬉しいです!
飛距離UPには慣性モーメントを理解せよ!
慣性モーメントは、物理学において非常に重要な概念の一つです。簡単に言えば、物体の回転のしにくさを表す量です。ちょっと難しい感じがしますがより専門的に説明するのであれば慣性モーメントは物体の質量分布と、回転軸からの距離によって決まります。
ゴルフに当てはめて考えて見ると、クラブを振るとき私たちは実際にクラブを回転させています。この回転運動に対する抵抗が慣性モーメント!慣性モーメントが大きいほど、回転を始めるのに大きな力が必要になりますが、いったん回転し始めると、その動きを維持しやすくなります。
なんか学生時代の教科者みたいですが・・慣性モーメントの基本式は以下のようになります
I = Σ(m * r²)
I:慣性モーメント m:質点の質量 r:回転軸から質点までの距離
この式から分かるように、質量が大きいほど、また回転軸から離れているほど慣性モーメントは大きくなります。
ゴルフスイングにおいてこの慣性モーメントは非常に重要な役割で適切に慣性モーメントを制御することでより効率的で力強いスイングを生み出すことができるんです!
ゴルフクラブと慣性モーメント
ゴルフクラブだと特にドライバーでは慣性モーメントは非常に重要な要素でクラブヘッドの慣性モーメントが大きいほど、オフセンターヒット(芯を外したヒット)の際のヘッドのブレが少なくなり、飛距離と方向性の安定性が向上します。
だから「ミスに強い」という表現がされるんですね!
最新のドライバーヘッドはこの原理を活用して設計されていることが多いです!僕の使用しているONOFFでも!気になる人は画像タップ✨
クラブ(特にドライバー)の慣性モーメントって?
ヘッド形状の最適化: 現代のドライバーヘッドは、より大きく、より広い形状になっています。これにより、質量をヘッドの外周に分散させ、慣性モーメントを増大させています。
軽量素材の使用: チタンやカーボン複合材などの軽量素材を使用することで、同じヘッド体積でもより多くの質量を外周に配置できるようになりました。
ウェイト配置の工夫: 多くのドライバーには、ヘッドの後方や側面にウェイトを配置する機能があります。これにより、プレーヤーは自分のスイング特性に合わせて慣性モーメントを調整できます。
フィツティングをしっかりして自分に合ったクラブを選ぶことは非常に重要で、慣性モーメントの大きいクラブは安定性に優れていますが、操作性が低下する場合もありますし逆に、慣性モーメントの小さいクラブは操作性に優れていますが、ミスショットの際のペナルティが大きくなるのでメリットデメリットを考えて選択していくことが大切ですね。
自分のスイング特性や技術レベルに合わせて適切な慣性モーメントを持つクラブを選択することが一貫したショットを打つ上で非常になのでクラブフィッティングして自分に合ったクラブを見つけることをお勧めします!
スイング力学における慣性モーメントの役割
また勉強っぽくなってしまいますがゴルフスイングにおける慣性モーメントの役割は非常に複雑で深いものでスイング全体を通して、様々な要素が慣性モーメントに影響を与えてそれがスイングの効率性や力強さを左右します。
バックスイング時の慣性モーメント: バックスイング時、体を回転させながらクラブを持ち上げますよね。このとき、クラブと腕が作る慣性モーメントが大きくなるほど、より多くのエネルギーを蓄積することができます。しかしここで慣性モーメントが大きすぎると、スムーズなバックスイングが難しくなり、コントロールを失う可能性があります。
コントロールが効かないとき:バックスイング時にコンパクトなバックスイングを心がけることで、慣性モーメントを適度に保ちつつ、スムーズな動きになります。調整が難しいですが僕はとにかく飛ばす!意識で調整しないですが・・
トップでの慣性モーメント: トップの位置は、ダウンスイングへの移行において非常に重要です。この瞬間の慣性モーメントが、その後のスイングの力強さと速度に大きく影響します。
トップで一瞬「静止」する、というか僕のイメージでは「動から動」です!テイクバックからトップでダウンスイングにエネルギーの矢印が逆方向になるじゃないですか、そうすると動きの切り替わり時が一瞬止まって見えるというか。伝わりにくいかもしれませんがイメージを持つことで、適切な慣性モーメントを維持しやすくなります!
ダウンスイング時の慣性モーメントの変化: ダウンスイング時、体の回転と腕の動きによりシステム全体の慣性モーメントが劇的に変化します。この変化をうまくコントロールすることが、パワフルなインパクトを生み出す鍵となります!
ダウンスイングの初期段階では、腕と手首をリラックスさせ、体の回転によってクラブヘッドを引っ張るような、遠心力で引っ張られるみたいなイメージを持ちます。バケツの入った水を回すとかそんなイメージです。これにより、慣性モーメントを効果的に利用しクラブヘッドスピードを最大化できます!
インパクト時の慣性モーメント: インパクト直前、クラブヘッドの慣性モーメントが最大になります。この瞬間、クラブヘッドの慣性モーメントとボールの質量が相互作用し、ボールの初速と打ち出し角を決定します。
インパクト直前にクラブヘッドを加速させ続けることで、慣性モーメントを最大限に活用します。「ボールをぶっ叩く」ようなイメージでスイングする感じですかね。言葉は乱暴だけと、よくムカついた時って飛ぶ!そんな感じですね。笑
フォローにおける慣性モーメントの役割: インパクト後にスイングを止めて(緩めて)しまいがちですがフォローまで慣性モーメントを維持することは、一貫したスイングを作る上で非常に重要です!
フォローまでスムーズに体の回転を続ける(惰性で回るのですが振り切る!イメージです)ことで、慣性モーメントを最大限に活用します。これにより、より安定したボールの飛びと、一貫性のあるスイングを実現できます。
体の使い方と慣性モーメント
適切な体の使い方により、慣性モーメントを効果的に活用しより力強く効率的なスイングを生み出すことができます。
体の回転と慣性モーメント: ゴルフスイングの本質は、体の回転運動です。この回転運動が生み出す慣性モーメントが、クラブヘッドスピードの源となります。
バックスイング時に、上半身をしっかりと回転させることで(捻転差)大きな慣性モーメントを生み出します。この際、下半身の安定性を保つことが重要でテイクバックの時に右足(右利きの場合)にしっかりと体重をかけましょう。
下半身の安定性と上半身の回転: 下半身の安定性を保ちながら上半身を大きく回転させることで、より大きな慣性モーメントを生み出すことができます。
ダウンスイング開始時に、下半身から回転を始めることで、上半身との捻転差(X-ファクター)を作り出します。この捻転差が、クラブヘッドを加速させる原動力となります。
体重移動と慣性モーメント: 適切な体重移動は、全身の慣性モーメントを効果的に活用するために不可欠です。
バックスイング時に右足(右利きの場合)に体重を乗せ、ダウンスイング時に左足へとスムーズに体重を移動させます。この動きにより、全身の回転運動がより大きな慣性モーメントを生み出します!
体の柔軟性と慣性モーメント: ある程度の体の柔軟性は、より大きな回転とそれに伴う慣性モーメントの増大につながります。ケガの防止のためにも日頃からストレッチングや柔軟性を高めるエクササイズを行うことで、より大きな体の回転が可能になり、結果として慣性モーメントを増大させることができます!
トレーニングと慣性モーメント
僕といえば筋トレというところもあるのでこちらも詳しく書いていきます!慣性モーメントを効果的に活用するためには、適切なトレーニングが不可欠なのでここでは、慣性モーメントを意識したトレーニング方法をいくつか紹介します!
ローテーショナルトレーニング: 体の回転能力を高めることで、より大きな慣性モーメントを生み出すことができます。
実践方法:
- メディシンボールを使ったツイスト運動
- ケーブルマシンを使った回転運動
- プランクポジションでの体幹ローテーション
ゴルフに特化した考えでいけば運動を行う際は、ゴルフスイングと同じテンポで行うことを心がけます。特に、下半身の安定性を保ちながら上半身を回転させる感覚を意識することが重要です。
バランストレーニング: 安定したスタンスは、効果的な慣性モーメントの制御につながります。
実践方法:
- 片足立ちでのスイング練習
- バランスボール上でのスタビリティトレーニング
- BOSUボールを使ったスクワット
日常生活の中でもバランス感覚を意識することで、ゴルフスイング時の安定性が向上します。例えば、歯を磨く時に片足で立つなど、簡単な方法から始めてみましょう。通勤電車で体感を意識したりもいいですね。
パワートレーニング: 筋力と爆発力を高めることで、より大きな慣性モーメントを生み出し制御することができます。
実践方法:
- ケトルベルスイング
- プライオメトリックトレーニング(ジャンプスクワットなど)
- 重量を付けたクラブでのスイング練習
パワートレーニングを行う際は、フォームを崩さないように注意しましょう。特に、ゴルフスイングに近い動きを意識することが重要です。
フレキシビリティトレーニング: 体の柔軟性を高めることで、より大きな回転が可能になり、慣性モーメントを増大させることができます。
実践方法:
- ダイナミックストレッチング
- フォームローラーを使ったセルフマッサージ
ケガの予防にもなるのでストレッチングは毎日行うことが理想的ですね。(理想だけど・・)特に、肩、胸、腰、股関節の柔軟性を適度に高めることで、スイングの自由度が増します。
筋トレをしすぎない、というのも難しいですし僕は日によって分けて全身トレーニングしているのでどうしても回らない部位が出るのでケガ予防というイメージです。
スピードトレーニング: クラブヘッドスピードを上げることで、慣性モーメントをより効果的に活用できます。
実践方法:
- スピード重視のスイング練習
- 軽量クラブを使ったスイング練習
- オーバースピードトレーニングシステムの利用
スピードトレーニングを行う際は、徐々にスピードを上げていくことが重要です。急激なスピードアップは怪我のリスクを高める可能性があります。
感覚トレーニング: 慣性モーメントを感じ取る能力を高めることで、より効果的なスイングが可能になります。
実践方法:
- 重さの異なるクラブでのスイング練習
- 目を閉じてのスイング練習
- スイング中の特定のポイントでの静止練習
慣性モーメントを意識しながらスイングすることで、より効率的なエネルギー伝達が可能になります。これは以前の練習内容公開のコラムでもお話したのですが練習の際は、クラブの重さや動きを意識的に感じ取るようにしましょう。
最後に
今回は2024年総集編として今までに公開したコラムの中から飛距離について書いたコラムから重要なポイントに絞ってまとめ記事を書いてみました!
僕の日頃の練習内容も下記のコラムで書いていますのでこちらもぜひ参考にしてみてください!
僕はドラコンのプロなので飛距離についての記事を書くことが多いのですが
飛ばすことと、コントロールすることは相反する位置関係なのでどちらかに振り切るというよりかうまく両立したいところですよね。今後の皆さんのラウンドでこのコラムの内容が少しでもお役に立てれば嬉しいです!
あなたもアプローチの達人に!かずプロ流アプローチ練習法
アプローチはスコアアップへの鍵を握る!!
皆さんご存知だと思うのですがスコアアップを左右する重要な要素の一つがアプローチショット!
ドライバーでいくら上手く飛ばしてもしっかりとグリーンに乗せなければ、スコアはまとまらないのがゴルフ…
しかしながら逆にアプローチが安定したら飛距離に自信がない方でもスコアメイクはできるので
このコラムでは、ゴルフアプローチのコツを徹底解説します!
初心者から上級者までレベルに合わせたアプローチ方法や距離や状況に応じた打ち分け方などを紹介します。
アプローチショットの基本
アプローチショットとは、グリーン周りからピンに寄せるショットを指し、パターで届く距離からアイアンを使って打つ距離までをアプローチと呼びます。
アプローチショットの基本的な打ち方は以下の通りです!
- 構え:スタンスは肩幅程度に開き、ボールの位置は体の真ん中やや右寄り。膝は軽く曲げ、体重は両足に均等にかける。
- グリップ:アプローチでは、通常よりもやや弱めのグリップで握る。
- スイング:体の回転を主導に、コンパクトなスイングを心がける。手首を使わず、体重移動に合わせてフェースをコントロールする。
- フォロー:インパクト後もクラブヘッドを振り抜き、フィニッシュまでしっかりとしたスイングを続ける。
距離や状況に応じた打ち分け方
アプローチショットは、距離や状況によって打ち分けが重要です!
一般的なアプローチショットの種類と打ち方をご紹介します。
転がすアプローチ
短い距離のアプローチでは、ボールを転がしてピンに寄せる「転がすアプローチ」が有効です。このショットでは、フェースをスクエアに保ち、インパクト時に手首を使わずにスムーズに振り抜くことがポイントです。
ピッチングアプローチ
中距離のアプローチでは、ピッチングウェッジなどのアイアンを使ってボールを上げてピンに寄せる「ピッチングアプローチ」が一般的です。このショットでは、距離感とフェースコントロールが重要です。
ロブショット
グリーン周りからの高い位置からのアプローチには、「ロブショット」が有効です。このショットでは、サンドウェッジなどのロフトの大きいクラブを使い、ボールを高く上げてピンに落とします。
アプローチ上達のための練習方法
アプローチショットは、練習によって上達することができます。以下に、効果的な練習方法をいくつか紹介します。
- ショートコースでの練習:ショートコースでは、様々な距離や状況からアプローチショットを練習することができます。
- 自宅での素振り:自宅でもクラブを持たずに素振りをすることで、スイングフォームを体に覚えさせることができます。
- イメージトレーニング:ラウンド中に打つアプローチショットをイメージし、その通りのスイングを頭の中で行うイメージトレーニングも効果的です。意外かもしれませんが効果的なのでイメージだけでもしてみてください!ゴルファーあるあるの傘でつい素振りする光景はゴルファーの本能の理にかなっているのかもしれませんね!笑
クラブを持たない素振りやイメージ練習は意外と距離感を身体で掴む練習になるのでちょっとした空き時間にできる日々の練習としておすすめです。空き時間にクラブを持たない素振りはゴルファーあるあるですよね笑
ショートコースはお手頃な価格でラフにゴルフを楽しめるのでアプローチだけでなくバンカーの練習などにもおすすめです!
夏芝からのアプローチのコツ
夏は芝が伸び、ラフが深くなるためアプローチショットが難しくなります。しかし、いくつかのコツを意識することで、夏芝からのアプローチも確実に寄せることができます!!
夏芝の特徴と注意点
夏芝の特徴と、アプローチショット時に注意すべき点を以下にまとめます。
- 芝の抵抗が大きい: 夏芝は冬芝に比べて密度が濃く、硬いため、クラブヘッドが芝に抵抗を受けやすく、ヘッドスピードが落ちやすくなります。
- ボールが沈みやすい: 深いラフでは、ボールが芝に沈んでしまい、フェースにクリーンにヒットしにくくなります。
- ランが少ない: 夏芝はボールの滑りが悪く、ランが少なくなります。そのため、ピッチングアプローチでは、打ち出し角を低く抑える必要があります。
夏芝からのアプローチのコツ
これらの点を踏まえた上で、夏芝からのアプローチのコツをいくつか紹介します。
クラブ選択
- ロフトの大きいクラブを使う: 夏芝では、ボールを上げやすくするために、ロフトの大きいクラブ(サンドウェッジ、ロブウェッジなど)を使用します。
打ち方
- グリップを強めに握る: 芝の抵抗に負けないように、グリップはいつもより強めに握ります。
- ヘッドスピードを上げる: ヘッドスピードが落ちると、ボールが上がりきらず、前に飛んでしまう可能性があります。いつもより少し強めに振ることを意識しましょう。
- フェースを開く: フェースを若干開くことで、芝の抵抗を受けにくくなり、ボールを拾いやすくなります。
- 体重移動をスムーズに行う: 体重移動をスムーズに行うことで、インパクト時にしっかりと体重がボールに乗っかります。
- ボールを拾うイメージで打つ: 夏芝からのアプローチでは、ボールを拾い上げるイメージで打つことが重要です。
まとめ
アプローチはスコアアップに欠かせない大切なショット!
基本的な打ち方をマスターし距離や状況に応じた打ち分けを練習することで、確実に寄せるアプローチショットが打てるようになります。
特に季節によって芝の状態が変化する日本では使用するクラブの選択がアプローチを制するポイントにもなってきますので冷静な状況判断を心がければアプローチの達人に一歩前進です!
このコラムが、これからの皆さんのアプローチ上達の一助となれば幸いです。
ゴルフはメンタルのスポーツ!最強ゴルフメンタル習得法
【エンター流】プレッシャーに打ち勝つための方法
今回はゴルフのプレッシャーに打ち勝つ方法を書いていきます!
僕も試合の時はメンタルのコントロール(僕の場合というかドラコンの場合、打ちたい!という気持ちから武者震いをしているので緊張というよりかいかにメンタルをコントロールして自分を落ち着かせるかということが重要ですが)を行いますが今回はラウンドに焦点を置いてお話していきます。
ゴルフは本当にメンタルのスポーツでそれゆえ、イップスが出てしまう選手も多く、
よく「最近全然練習していないのにラウンドに行ってみたらなんかいいゴルフができた」という声が
聞こえるのもメンタルが影響していたりしますよね!
今回はこんなお悩みを解決していきます!
1. メンタルがゴルフに与える影響
ゴルフは技術的な要素はもちろん重要ですが、メンタルも同様に重要な要素です。メンタルが弱いと、プレッシャーや緊張を感じやすくなり、ミスショットや判断ミスを招きやすくなります。逆に、メンタルが強ければ、プレッシャーの中でも冷静な判断を下し、自分の実力を発揮することができます。
冷静な判断って一言で言うと簡単そうですが意外と難しいんですよね。。
今回はどのようなメンタルの課題となってくるのか、細部まで掘り下げてみます。
2. ゴルフにおけるメンタル課題
ゴルフにおけるメンタル課題には、主に以下のようなものがあります。
- プレッシャー(上手くいかなかったらどうしよう)
- 緊張(池やバンカー、同伴者からの視線)
- 集中力(天候や不安により集中できない)
- 自信の喪失(ミスがトラウマになる)
- ネガティブな思考(不安からネガティブになる負のループ)
課題として考えるべきこと
- プレッシャーへの対処
- 緊張の克服
- 集中力の維持
- 自信の喪失
- ネガティブな思考の克服
3. メンタル強化のためのトレーニング方法
各項目に触れる前にメンタルを強化する方法について触れておきます!
プロの中ではメンタルトレーニングへの関心もありますが、皆さんの中でもイメージトレーニングは馴染みがあると思います!また、瞑想は日本ではまだあまり一般的ではないかもしれませんが諸外国では生活の中のリラックスやイメージングの時間として馴染みがあります!
- イメージトレーニング
- 瞑想
- マインドフルネス
- メンタルトレーニングプログラム
- メンタルコーチング
4. プレッシャーや緊張への対処法
プレッシャーや緊張を感じたときには、以下のような方法で対処することができます。
- 深呼吸をする
- ルーティンを意識する
- ポジティブな思考を維持する
- 目標を明確にする
- セルフイメージを高める
ルーティーンは各プロも行っていますし、プロクラスになると意識しないでもルーティンの秒数まで同じになるくらい順序化されたものになっています!
皆さんも行っておられる方が多いと思いますが深呼吸も僕は行ったりしています。試合の時、雄叫び?を上げるのも自分の中ではメンタルのコントロールに近い部分があるかもしれません。
ゴルフは同伴者がいるスポーツであることと、カートの待ち時間が発生してしまうので
ルーティーンは短く、再現性の高いものをおすすめします!
素振りをしてアップする時はティーグラウンドで待ち時間の間にやっておけばOKです!
ルーティーンが長くなったり複雑なものだと再現性が下がってしまうので
簡単なもので同じ時間でできるものを考えましょう!
5. 集中力を高める方法
集中力を高めるためには、以下のような方法があります。
ウォーミングアップについてはケガ予防にもなりますしスイッチの切り替え、という面でもおすすめです!
- ウォーミングアップをしっかりと行う
- 目標を明確にする
- 周囲の環境を遮断する(音楽をイヤフォンで流しながらアップするのもいいですね!テンポには注意!)
- ネガティブな思考を排除する
- ルーティンを意識する
6. 自信を持つための方法
自信を持つためには、以下のような方法があります。
ラウンド終わりの帰り道、車の中で反省にふけるのはゴルファーあるあるですよね笑
寝る前に一人反省会をする話も聞いたことがあります。
きっと皆さん、自分のできなかったこと、ミスを中心に反省になるかと思うのですが
この時、できたこと、上手く行ったショットも考えてみてください!自信がなくなったらそれを思い出す!
それだけで少し気持ちが楽になるはずです!
- 過去の成功体験を思い出す
- 自己分析を行い、自分の強みを認識する
- 目標を達成するための具体的な計画を立て、実行する
- ポジティブな自己暗示をかける
- メンタルトレーニングを行う
僕の場合、ドライバーを持たないラウンドでベストを更新しているのである意味自己分析で飛ばさない(コントロール重視)が分析かもしれません、、笑
8. ゴルフにおけるメンタルコーチング
メンタルコーチングは、ゴルフのメンタル面を強化するために有効な手段です。メンタルコーチは、選手のメンタル課題を分析し、克服するための具体的な方法を指導します。
ただプロ以外でメンタルコーチがいる場合は少ないと思うので信頼できる先生に相談するのがいいかもしれません!ティーチング資格を持つ先生たちは自身も経験した悩みであることがほとんどでメンタルの悩みにも寄り添ってくれます!
9. メンタルに関する参考書籍
ゴルフのメンタルに関する参考書籍は、以下のようなものがあります。
ビジネスマンにも人気の書籍なのでお読みになられた方も多くいらっしゃるかと思います!
- 書籍
- 嫌われる勇気 (岸 見一郎、古賀 史健)
- 思考の整理学 (外山滋比古)
- アドラー心理学入門 (岸 見一郎)
- マインドフルネスストレス低減法 (ジョン・カバット・ジン)
- ゴルフメンタルトレーニングバイブル (吉本 巧)
プレッシャーに打ち勝つ3つのポイント
1. 思考のコントロール
プレッシャーを感じると、ネガティブな思考が頭をよぎりやすくなります。「ミスしたらどうしよう」「うまくプレーできないのではないか」といった不安は、集中力を低下させ、ミスを招きます。
そのため、プレッシャーを感じたときには、まず思考をコントロールすることが重要です。ネガティブな思考が頭に浮かんだら、「自分はできる」「必ず成功する」といったポジティブなセルフイメージを繰り返し唱えます。
また、目標を明確にすることも重要です。具体的な目標を設定することで、集中力を高め、プレッシャーを乗り越えることができます。
2. ルーティンの確立
プレッシャーを感じると、体が緊張し、いつものフォームが崩れてしまうことがあります。
そのため、プレッシャーがかかる場面でも、いつも通りのプレーができるように、ルーティンを確立することが重要です。
ルーティンとは、ショット前に行う一連の動作のことです。アドレス、グリップ、スイングなど、自分のフォームを安定させるために、決まった動作を繰り返します。
ルーティンを確立することで、緊張をほぐし、集中力を高めることができます。
3. イメージトレーニング
プレッシャーがかかる場面を事前にイメージしておくことで、本番で緊張しにくくなります。
イメージトレーニングでは、自分が最高のプレーをしている姿を想像します。ショット、パット、アプローチなど、すべての場面を鮮明にイメージします。
イメージトレーニングを繰り返すことで、自信がつき、プレッシャーに打ち勝つことができます。
番外編:経営者におすすめ!ビジネスメンタルトレーニング
- 瞑想:瞑想は、心を落ち着かせ、集中力を高める効果があります。毎日10分程度、瞑想を行うことで、プレッシャーに強くなります。
- マインドフルネス:マインドフルネスとは、「今ここ」に意識を集中する訓練です。マインドフルネスを実践することで、不安や恐怖などのネガティブな感情に囚われずに、目の前のことに集中することができます。
- メンタルトレーニングコーチの指導を受ける:メンタルトレーニングコーチの指導を受けることで、自分に合ったメンタルトレーニング方法を見つけることができます。
最後に
プレッシャーは誰しも感じるものです。しかし、メンタルトレーニングを行うことで、プレッシャーに打ち勝ち結果を出すことができるはずです!
不安があると言うことはそれだけ真摯にゴルフに向き合っている証拠!
仕事が忙しい中でもゴルフをしていること、向き合っている自分を褒めてあげてくださいね!
ぜひ今回紹介したメンタルトレーニング方法を実践し、プレッシャーに強い最強メンタルを得てもらたら嬉しいです!
コース戦略はリスクの把握とリカバーのパターンを増やすことから!
コース戦略を練れていないとプレッシャーに!?
プロの場合試合前は練ランに行って綿密にコースを確認し、このホールのここのショットではここだけは打ってはいけない。等ミスできないポイントをメモしてそのリカバーの引き出しもいくつも想定していますがお仕事等でお忙しい読者の皆さんにとって時間の確保がなかなか難しいですよね。
コース攻略において最適な選択ができないとリスクとリターンの適切な判断が難しく不要なトラブルを招いてしまうことがあります。
例えば、届かない距離なのにムリにグリーンを狙ったり、OBの可能性が高いにもかかわらずドライバーを選択したりするなどです!
ここでおすすめなのはゴルフの前日眠れない時にささっとホームページや口コミサイトでコースの形状や攻略ポイントを見ておくんです。今はドローン映像なども見れるのでよりリアルに確認して戦略を立てることができます!
改善のポイント:
- 各ホールの攻略プランを事前に立てる習慣をつける
- 自身の得意不得意を正確に把握し、それに基づいた選択をする
- コースマネジメントに関する書籍やレッスンで知識を深める(ラウンドレッスンはやはり効果的です)
最後に
今回はアンケートから皆さんのお悩みに沿ったコラムの総集編記事を書いてみました!
2024年もたくさんの方に記事をお読みいただき、大変励みになりました。
2025年もどうぞよろしくお願いします!
かずプロが出演しているYoutube✨
エンター豊田のYoutubeをチェック✨