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【シャンクvol.2】前傾姿勢と縦のスイング

【シャンクvol.2】前傾姿勢と縦のスイング

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ゴルファーにおいて最も嫌なミスと言っても過言ではない『シャンク。』今回はシャンクの原因と対策についてコラムをまとめております。 一度出てしまったときのあの残る感覚、すごく嫌ですよね?汗 シャンクでお悩みの方は、コラムを最後まで読んで参考にしてください!

①シャンクとは

シャンクとはゴルフのミスショットのひとつです。

インパクト時にクラブのネック部分(ヒール)でボールを打ってしまうショットのことをいいます。

シャンクをすると鈍い音を立てながらボールは、大きく右方向に飛び出す球筋になります。

アイアン〜ウェッジのショットに起こる現象であり、なんとも言えない打音と手に残る感覚から精神的にも辛いミスショットです。

プロ選手の中にはシャンクからイップスの原因となった方の話を多々聞くほどです。

②シャンクの原因

手元が前に出る

シャンクの原因として考えられる第一の原因が『手が前に出る』と言うことです。

バックスイング時に通過した手元の位置よりも前に出た状態でインパクトへと向かってしまうと、ヒール打点になりやすくなります。

※ここで1つ注意しておかなければいけないことがあります。

ゴルフクラブのシャフトはトゥーダウンと言って、一般的に縦にもしなります。

そのため、完全にバックスイングで通過した位置に、手元が戻って来なければヒールに当たると言う事はありませんが、過度にプレーンから外れてしまうとミスショットとなりますので、気をつけなければなりません。

さて、話を本題に戻すと

切り返し以降で、手が前に出るとシャンクすると言うことでしたがポイントは2つあります。

⑴前傾性が崩れる

完成したアドレスの前傾姿勢から

体が突っ込んでしまうと、アウトサイドインとなりヒールから入りやすくなります。

また、腰が前に浮いてしまっても

体が手の通り道を妨げる結果となり、手を前に出さざるをえなくなります。

⑵フラットに振りすぎる

クラブを振り下ろしていく際にフラット(横振り)になりすぎると、手の進行方向はボールの方向(下)ではなく(前)になりやすくなります。

横振りになりやすい方は、グリップエンドを真下に降ろす(シャフトを縦に使う)イメージを持つと改善します。

③シャンクが出た場合の対策

手元の位置を確認する

先ほど説明したようにシャンクは基本的に手元が前に出てヒールヒットする原因が多いです。

そのため、手元の位置を確認する動作が1番効果的です。

ティーを置いて練習する

ボールを打つ手前にティーを置いて、そのティーを触れないように意識してスイングすると、体の近くを手元が通過する感覚が身に付きます。

レッスン時にシャンクしてしまう方に『トゥーで打つイメージ』と言われたことがある方もいるかもしれませんが、それに似た練習です。

壁の前や棒を置いて確認

練習器具などを使うのも効率的ですし、自宅で簡単に練習されたい方は、壁の前でスイングをするだけでも効果的な対策となります。

手元が壁に当たらないように、振り下ろす位置を確認するだけで、正しいプレーンとなります。

注意事項

【アドレスを返って離さないように】

シャンクをしてしまうと、どうしてもアドレスで離れがちになってしまいます。

これは先ほど説明したように離れれば離れるほどスイングはフラットになりますので、余計に手が前に出やすい状態を作ってしまいます。

そのため、シャンクを連発してしまっても、過度にアドレスを離す対策はあまりお勧めできません。

④まとめ

今回は、シャンクについてコラムをまとめてみました。

1発シャンクが出てしまうと焦ってしまう方が多いですが、無理にボールを捉えようとするのではなく、今回お伝えした練習方法で素振りをしてみたり、スイングの位置を確認してから再度ショットをするようにしてみてください。

起きてしまったミスを立て直そうとむやみやたらに打つとシャンクは連発してしまうので、注意が必要です。

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貴大 緑川

緑川貴大(日本プロゴルフ協会・PGAティーチングプロ)

1998年7月生まれ、神奈川県出身。 学生時代は、原英莉花や鶴岡果恋など多くのプロを輩出している葉山ジュニアゴルフ育成会や青木功プロ主催の青木功ジュニアクラブに在籍をして技術を磨く。 駒澤大学在籍中にPGAライセンスを取得し、アマチュアから現役プロまで年間6,000件を超える幅広いレッスンを展開している。 現在は、プロゴルファーのレッスンだけでなく、プロキャディーや自身も大会に出場して、ゴルフにおける総合的なスキルを高めている。

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