すべての人に目標達成の喜びを、未来を共に創る【株式会社Humans】
目次
【仕事内容】
Q: 現在の仕事内容について教えてください。
株式会社Humansの代表の李佑記(イウギ)です。
当社は中小企業支援事業『Hanamichi(ハナミチ)』と店舗事業『Weeee(ウィー)』の2つの事業を展開しています。1つ目の中小企業支援事業『Hanamichi(ハナミチ)』では、資金、広報、人材の3つのサービス領域があります。
資金部門では融資や補助金のコンサルティングを行い、広報部門ではサイト制作やSNS運用を支援しています。人材部門では、キャリア支援や営業・ITエンジニアのフリーランスの紹介を手掛けています。『Hanamichi(ハナミチ)』のミッションは、「経営者が大切にしたいことを大切にできる経営環境を創り出す」ことです。各領域のスペシャリストが、資金、広報、人材の課題を解決するためのサービスを提供しています。
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【始めたきっかけ】
Q: この仕事を始めたきっかけを教えてください。
20代の頃は、ビジネスを模索する時期でした。社会人3年目、25歳のときに、将来的に起業したいという思いが芽生えましたが、当時はまだ具体的なビジネスモデルは固まっていませんでした。転機となったのは、大学時代の恩師からの言葉です。「目先のことではなく、20代は修業期間として、さまざまな事業に触れなさい」とアドバイスを受け、それをきっかけに営業代行の仕事を紹介で受けながら、さまざまな業種の経験を積むことができました。
27歳のとき、自分が関わってきたビジネスが実際に形になり始め、2019年11月に、現在の中小企業支援事業と店舗事業を中心にした会社を31歳で立ち上げました。
【やりがいを感じるとき】
Q: 仕事でやりがいを感じる瞬間はどんな時ですか?
私が仕事で大切にしているキーワードは「目標達成の喜び」です。どんな事業や商材に関わる際も、自分が設定した目標を達成できた瞬間に、大きな充実感を感じます。また、商材自体の価値を発揮できたり、自分自身の成長を実感できることも、やりがいに繋がっています。
たとえば、資金調達が難しい状況での企業の経営支援を行う際、資金ニーズが非常に高いと感じました。私自身も会社を法人化する際に資金が必要になり、その過程で資金調達やコンサルティングのスキルを学びました。
広報について、どの会社・商材にもそれを表現するコーポレートサイト、サービスサイトが必要になってきます。顧客の会社、商材の特性を理解し、「安く・早く・最適なもの」を、最もコストパフォーマンス高く提供する事を大事にしています。
人材についても、私自身が事業の発展に伴い、組織体制の最適化・優秀なスタッフの採用が必要になってきました。
これらの体験を元に、3つのサービスを展開するようになりました。また、その後のビジネス展開も、すべて自分が経験し、必要性を感じたことを事業として組み込んできました。
これらの経験を基に、企業の課題を解決し、一緒に目標を達成していくプロセスは、私にとって特別な喜びです。また、この目標達成の喜びを、共に働くスタッフやメンバーと共有できる瞬間にも、大きなやりがいを感じます。
【困難を乗り越える方法】
Q: 仕事をする上での困難や危機はどのように乗り越えましたか?
会社設立前と設立後で悩みや課題は変わってきました。設立前、25歳の頃は、若さゆえの未熟さがあり、「本当にできるのか」と不安になることがありました。当時は漠然と成長したいという気持ちや、成功したいという願望が根底にありましたが、具体的な根拠がない状態でした。それでも、仕事を通じて「自分のステージを上げたい」という強い意欲で行動を続け、実際に行動を積み重ねる中で実践力を磨き、自信をつけていきました。その結果、自分のビジョンが徐々に明確になっていったんです。
会社設立後の課題は、チーム全体としてのパフォーマンスに移りました。チームとして常に最高の成果を出せるかどうかは、毎週、毎日の状況によって変わると実感しています。このパフォーマンスを持続することが常に課題となっています。特に一人一人のスタッフが、自社の業務を通じて各々の目標を達成し、その成長が会社全体の成功に繋がるかという点に焦点を当てています。
また、採用においても課題があります。メンバーの入れ替わりがある中で、チームとして常に最良の結果を出し続けるために、どのようにメンバーの役割を補完し合い、チーム全体のバランスを維持するかを考えています。このチームワークを整え、メンバーが最大限のパフォーマンスを発揮できる環境を維持することが、私が最も注力している部分です。
【仕事をする上で大切にしていること】
Q: 仕事をする上で最も大事にしていることは何ですか?
3つのポイントを大切にしています。まず1つ目は「率先垂範」です。私自身が率先して行動し、言葉にしたことを必ず実行することを最も重視しています。特にセールスにおいては、社長以上のセールスマンはいないと考えており、自らが模範となることが重要だと思っています。自分が実績を作ることで、その姿勢が自然と会社全体に浸透し、スタッフ全員にとっての手本になると考えています。
2つ目は「有言実行」です。決めたことを宣言した通りに達成することで、どれだけ高い壁でも乗り越えることができると信じています。これにより、お客様からの信頼を築き、また自分自身にとっても果たすべき責任を果たすことになると感じています。
3つ目は「清廉潔白」です。これは私なりの解釈ですが、目先の利益や自社の利益だけにとらわれるのではなく、社会全体への貢献、他社への貢献があって初めて報酬を受け取る価値があるという意識を常に持つことです。何事にも誠実に取り組み、社会に対して良い影響を与えることを大切にしています。
この3つの信念を常に念頭に置きながら、日々の経営に取り組んでいます。
【学生時代】
Q: 学生時代はどのように過ごしていましたか?
学生時代は、ほとんどの時間を野球に費やしていました。小学3年生の時に兄の影響で野球を始め、それから大学4年生まで体育会硬式野球部に所属し、野球一筋の生活でした。特に野球時代は、毎日練習や試合に追われながらも、仲間と共に目標に向かって全力で取り組む日々でした。この経験は、自分の目標に対して強い意志を持ち、努力し続けることの重要性を学んだ時期でもあります。
野球を通じて得た仲間との絆や、チームワークの大切さ、目標に向かって努力する姿勢は、今でも自分の財産です。
【学生へのアドバイス】
Q: 学生に向けてアドバイスをお願いします。
学生時代は、多様な可能性に触れる絶好の機会だと思います。まだ社会的な責任が少ない時期だからこそ、自分が興味を持ったことや「やってみたい」と思うことにはどんどん挑戦してみてください。その中で、さまざまな経験を積むことが、将来に大きな影響を与える貴重な財産になります。
もちろん、学年が上がるにつれて、将来に活かせるかどうかという視点も重要になってくるかもしれません。しかし、それ以上に大切なのは、周りが言う「正解」にとらわれず、自分自身の挑戦を通じて自分の可能性を見つけていくことです。失敗を恐れず、自分なりのゴールを設定し、それに向かって努力することで得られるものは計り知れません。
また、学生時代に友人を作ること、人脈を広げることも非常に大切です。学生の間は、共通の関心や趣味を持つ仲間と自然に繋がることができる特別な時期です。社会に出ると、仕事のニーズや利益が絡まないと、人間関係を築くのは難しくなることが多いです。そのため、学生のうちに築いた友好関係やネットワークは、将来、何かあった時に自分を助けてくれる大きな支えになることがあります。今のうちに多くの人と出会い、自分の世界を広げてください。
【今後の展望】
Q: 今後の展望について教えてください。
会社としては、スタッフが目標を達成し、その喜びを感じられる環境を提供していきたいと考えています。特に、今は個々がキャリア選択を自由にできる時代になってきています。そのため、私たちの事業では、個人のステージをさらに上げ、さまざまなフィールドで経験を積みたいという方々のニーズに応えることが重要だと感じています。『Hanamichi(ハナミチ)』では、そうした方々が自分のキャリアを主体的に選び、充実した働き方ができるような支援をしていきます。
私自身、20代の半ばから日本生命保険相互会社に総合職として入社し、会社の素晴らしい企業文化や高い倫理観、ハードワークの重要性、大手ならではの基準や顧客志向を学びました。しかし、私が25歳当時、この先の人生で作り出したい成果を決めた時に、起業する決断をしました。この経験を通じて、キャリア選択の幅を広げることの大切さを強く実感しています。ですので、今後も人材部門を軸に、より多くの人が自分のキャリアを自由に選び、成長できる環境を作り続けていきたいと考えています。
『すべての人に目標達成の喜びを』という理念は、私たちのビジネスの根底にあります。一人一人が自分のキャリアや働き方を実現できるように支援することで、中小企業の成長に貢献し、日本全体の経済活力に繋がると信じています。今後も中小企業のニーズと働く人々の願いを同時に叶えることができる企業へと成長させていきたいと思っています。