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-ベストスコア更新編-ラウンド前のストレッチで差をつけよう!

-ベストスコア更新編-ラウンド前のストレッチで差をつけよう!

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梅雨も明けてゴルフシーズンも夏日へ近づいています。「夏だから体は動く」とお考えの、ゴルファーのみなさん!その考えは、怪我はもちろん、スコアメイクにも繋がる重要な部分に危険信号です!今回の記事では、効率の良いスタート前の過ごし方としてストレッチのお話をしていきたいと思います。

朝はゴルフ場の練習場を使ってショット練習をされる方も多いかと思いますが、単にボールを打つだけで体を温めるには手際が良くない状態です。

こちらの記事で効率の良い準備運動の紹介をしますので、是非参考にしてください。

誰よりも体が動く状態で1番ホールを迎えましょう!

①ストレッチの種類とは?

ストレッチは、基本的に、「静的ストレッチ」と「動的ストレッチ」といった大きく2つの部類に分かれます。

静的ストレッチ

名前の通り筋肉を伸ばした状態で静止し、そのまま一定の時間伸ばすことで、筋肉の緊張を柔らかくし、柔軟性の向上や、関節可動域を広げるなどの効果が得られるストレッチ。

動的ストレッチ

静的ストレッチとは対照的に、身体を大きく動かして筋肉の収縮を繰り返し、血流を促進し、筋温を上昇させます。

また、特定の種目特有の動きを取り入れることで運動における身体の連動性を高める効果があるストレッチ。

Q.ゴルフにおけるストレッチは何が良いのでしょうか?

A.静的ストレッチによる準備運動を行なうと、必要以上に関節の可動域や柔軟性が向上されてしまい、筋発揮の低下や、パフォーマンスの低下に繋がってしまうこともあるため、股関節の柔軟性など一部分で、適度な内容を求められます。

基本的に準備運動では動的ストレッチを用いて、身体を温めたり、運動における体の連動性を高めることを目的とします。

これらの観点からゴルフ前に良いとされるストレッチを紹介をしていきます。

②ゴルフ前のストレッチ

ゴルフ前に行なうストレッチは様々な種類があるかと思います。

まずは私自身が行っているストレッチの流れを紹介していきます。

手首、足首、首周りをほぐす

まず始めに手首と足首を回して、温めていきます。あまり勢いよく回さずに、じんわり回すようにしてください。

肩周りをほぐす

次に肩周りを温めていきます。

両手で深呼吸をする際の動きを行い、ゆっくりと回していきます。

この時に、腕を伸ばして、最後には胸が張っているようにすると、身体の動きも大きくなりより良いストレッチになります。

両手で何度か回した後に交互に片手でも回していきます。

その後は、両手を”前ならえ”した状態から左右に広げて横にもほぐします。

この時、近くにクラブがあればクラブを担いで前と後ろ、左右にも動かすと上半身全体のストレッチにもなるのでオススメです。

アキレス腱を伸ばす

こちらも一般的なストレッチ方法と変わりありません。交互に両足のアキレス腱を伸ばして怪我が起きないようにストレッチをします。

下半身のストレッチ

新脚や屈伸を行い、足全体のほぐしを行います。

その後、股関節のストレッチも行います。

ランニングまたは、ジャンプ

全体的なストレッチが終わりましたら、さらに身体を温めていきます。

おそらくゴルフ場まで車に乗っての移動が多いかと思いますので入念に”伸ばし”を行ってから少しランニングができるとベストです。

しかしゴルフ場に到着してからランニングをするのは難しいことかと思いますので、代用の方法として、その場でランニングや、ジャンプでも大丈夫です。

今回の目的は身体を満遍なく動かし、温めることにあるので軽くジャンプや軽いランニングを実際に走らなくてもいいのでジェスチャーで行ってみてください。

③ラウンド前に行なうべき!準備運動の紹介

基本的なストレッチが終わりましたら、打席でボールを打つ方もいるかと思います。

ボールを打つ方は、そのまま通常通り、ショット練習されている人も、いるのではないでしょうか?

ボールを打つ方も、打たない方も必ず行ったほうが良いゴルフ特有のストレッチがあるので、こちらも紹介していきます。

スイングプレーンに沿った身体の回転動作

ゴルフは他のスポーツに比べて、前傾姿勢を保つ時間が多く、前傾した状態で身体を回します。

実際にスイングプレーン上にボール方法に片手、もう片方の手はトップ方向に向けて、左右交互に行います。

姿勢を維持したまま行うので、よりゴルフの連動性を高めるストレッチにもなりますし、正しいプレーンの確認にもなります。

クラブを2本又はバットなど器具を使って素振り

ストレッチの際に、素振りを行うことは良いことですが、一工夫を入れてクラブを2本用意して、少し重たいものを振ってみましょう。

この時、素振り用バットや器具がある方は代用してもらっても良いですし、クラブ2本が重たく感じる方は、1本を逆さにしてみてください。少し軽くなりますが、1本より重たくは、なるので効果は変わりません。

重たい物をスイングすると腕だけでは振れないため、身体を自然と使います。

また体感を使うイメージも持てますし、なにより素振り中の再現性も良くなっています。

身体のストレッチにもなり、スイング中の練習にもなり、効率の良い準備運動となります。

※全力で振るのではなく、リズム良く振ることがポイントです。

連続素振り

クラブ2本で重たく感じる人は、1本で素振りをします。この際も、全力で振るのではなく、リズムを意識しながら全身を使って素振りをしましょう。

あとがき

今回は、ラウンド前のストレッチについて解説をしました。

これから暑くなる一方ですが、ストレッチ(ウォームアップ)を忘れることなく、万全な状態で朝の一打目を迎えられるとgoodです。

水分補給も忘れず、熱中症にも気をつけてenjoy golfしていきましょう。

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貴大 緑川

緑川貴大(日本プロゴルフ協会・PGAティーチングプロ)

1998年7月生まれ、神奈川県出身。 学生時代は、原英莉花や鶴岡果恋など多くのプロを輩出している葉山ジュニアゴルフ育成会や青木功プロ主催の青木功ジュニアクラブに在籍をして技術を磨く。 駒澤大学在籍中にPGAライセンスを取得し、アマチュアから現役プロまで年間6,000件を超える幅広いレッスンを展開している。 現在は、プロゴルファーのレッスンだけでなく、プロキャディーや自身も大会に出場して、ゴルフにおける総合的なスキルを高めている。

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