ゴルフと指導の好きな2つを仕事にプレイヤーから指導者へ【株式会社IJECY】
目次
【仕事内容】
Q: 現在の仕事内容について教えてください。
現在、ゴルフの指導を行っています。主に東京の調布市と三鷹市を拠点に活動しております
【始めたきっかけ】
Q: ゴルフの指導を始めたきっかけは何ですか?
きっかけは大学時代です。大学のゴルフ部に所属してから、本格的にゴルフを学び始めました。当時は個人でプレーヤーとしてゴルフの試合に出場し、少しずつ実力もついてきました。大学卒業後はゴルフ場に所属し、ツアープロを目指すようになりました。キャディの仕事をしながら練習を続け、4〜5年ほど努力を重ねていましたが、次第にツアープロの道よりもゴルフの指導者としての道が、自分のやりたいことなのではないかと気づきました。
その理由の一つに、大学時代に塾の講師としてアルバイトをしていた経験があります。そのときに、相手に何かを伝えることの重要性や、生徒が成長していく姿を見る楽しさを強く感じました。教えることで生徒が自信を持ち、成長していく姿を目の当たりにするのは、非常にやりがいのある経験でした。この経験から、「ゴルフ」と「指導」という2つの好きなことを組み合わせ、ゴルフの指導者としてのキャリアをスタートすることを決意しました。
【やりがいを感じるとき】
Q: 仕事の中でやりがいを感じる瞬間はどんな時ですか?
まず、この仕事で最も重要なのは、生徒さんの目標をしっかりと聞くことです。ゴルフにおける目標は人それぞれ異なり、それに伴って悩みや課題も異なります。その悩みをしっかりと受け止め、一緒に向き合っていくことが最初にして最も大切なステップです。
単にゴルフの技術を教えるだけではなく、生徒さんが目指すゴールに対して、現時点で何が不足しているのか、どの部分を強化すべきかを明確にし、そのためにどのような練習が必要かを生徒さんとコミュニケーションを取りながら一緒に考えます。そして、生徒さんにもその内容をしっかりと理解してもらうことが大切です。ゴルフは一人で黙々と行うスポーツではなく、指導者と生徒が相互理解を深めることで、より大きな成長が生まれるスポーツです。
【困難を乗り越える方法】
Q: 仕事をする上で直面した困難や危機はありましたか?また、それをどう乗り越えましたか?
つらい時期はほとんどなかったですね。困難な場面に直面しても、それが自分を成長させるために必要なものだと考える性格なので、むしろ楽しみながら乗り越えようとする気持ちが強いんです。私にとっては、必ずやらなければ次のステップに進めないものだと捉えているので、乗り越えること自体が楽しみになっています。
困難を乗り越えるためには、まず自分ができることから始めることが大切です。他人と比べて「あの人はできるけど、自分はできていない」と考えるのではなく、自分にできることにフォーカスします。小さなステップを積み重ね、それを確認しながら「自分はできるんだ」という自信に変えていくことが重要です。そうして積み重ねていけば、自然と結果が出るようになり、後で気づくんです。
自分のネガティブな部分や自信のなさを認識していますが、それこそが自分の伸びしろだと思っています。だからこそ、それをどうやってポジティブに、どうやってプラスに変えていけるかを考えるのが好きなんです。それが私の成長を支えている大きな要素でもありますね。
Q: 自分自身ではどうにも変えられない状況などはございますか?
選択や時間の使い方に関して振り返ると、「こうすればよかったな」と反省する点がたくさんあります。仕事を進める中で、環境や時間の使い方が自分に合っていないと感じたら、すぐにその環境や方法を変える意識を持つようにしているんです。これが、私の強みの一つかもしれません。
切り替えの速さや、わからないことにも躊躇せずチャレンジする好奇心が、自分の成長につながっていると感じます。常に新しいことに挑戦し、未知の領域にも恐れず飛び込むことで、結果的に良い方向へ進んでいくという実感があります。自分自身、常に学び続けて成長する姿勢を大切にしています。
【仕事をする上で大切にしていること】
Q: 仕事をする上で、大切にしていることは何ですか?
お客様に対する姿勢は、ゴルフの指導だけでなく、挨拶や言葉遣い、そしてコミュニケーション全般において大切にしています。時々、「もっとこう言えばよかったな」と振り返ることもありますが、そのたびにお客様との関わり方を再評価し、より良い印象を持っていただけるように努力を続けています。
また、お客様から学ぶ姿勢も非常に重要だと考えています。お客様が知っていることを素直に受け入れ、それを自分の知識に取り入れて次のお客様に役立てるという、学びの循環を意識しています。この学び続ける姿勢が、私の指導に深みを与えてくれていると実感しています。
【おすすめゴルフ場】
Q: よく利用されるゴルフ場やお気に入りの場所はありますか?
たくさんありますね。特に、読売カントリークラブと多摩カントリークラブが好きです。どちらもゴルフを始める方からトップアマチュアの方まで、幅広いレベルの方が楽しめる素晴らしいコースだと思います。受講生の方々も非常に楽しまれていて、練習環境としても最高です。
Q: 特におすすめのホールはありますか?
読売カントリークラブの18番ホールはぜひ挑戦してほしいですね。このホールは、最終戦の会場としても知られており、ゴルフの醍醐味を存分に感じられるコースです。
Q: ゴルフを通じて影響を受けたものはありますか?
私はアメリカが好きで、ゴルフに関しても多くの情報やインスピレーションをアメリカから得ています。たとえば、タイトリストというメーカーは、アメリカのツアープロたちが愛用していることでも有名です。彼らが使っているのを見ると、自分も同じ道具を使いたくなってしまいますね。タイトリストの製品は、ゴルフを楽しむための重要なアイテムのひとつです。
Q具体的にアメリカのどの部分がゴルフに影響しましたか?
日本人が必要な独立心 (Independence)がゴルフにはあります。自分で責任を持って行動する力、独立心を意識できる環境に置かれていることの素晴らしさ、その環境で自分の強みと弱みを伸ばせること。またゴルフコースを戦略するためにはリスク(Risk)が伴います。日本人にとって悪いことのイメージが大きいですが、本当の意味のリスクとは「幅があること」です。幅がある中で自分が何を選ぶか、たくさんの選択肢の中で、責任持って選ぶことができるか、は今の自分の仕事にも活きています。これがゴルフの魅力です。
Q: 教える際に特に自信を持っている部分は何ですか?
A: 幅広く教えられることが自分の強みだと思っています。今、スクールや練習場で指導しているほか、自分のスタジオでもマンツーマンのレッスンを行っています。特に、パッティングやパターの指導には自信があります。パッティングはゴルフの中でも非常に重要な部分ですので、しっかりと教えることができることに誇りを持っています。
【学生時代】
Q:どんな学生時代でしたか?
小学生と中学生の頃は野球部に所属していましたが、高校進学後は徐々に学問に興味を持ち始め、特に英語が好きで、英語検定を受けたりしていました。ただ、学生時代は感情に流されることが多く、好きなことに夢中になって過ごしていました。
学生時代に大きな転機となったのは、書店で千葉哲也さんの漫画『あした天気になあれ』を手に取ったことです。この作品を読んで、ゴルフへの興味が一気に膨らみました。それまでゴルフには全く触れていなかったのですが、大学に入学してから本格的に始めました。大学は自宅から近い埼玉県内の学校を選んだのですが、ゴルフをするには時間やお金がかかるので、通学に負担が少ない場所を選んだのも理由のひとつです。こうして大学に入ってからゴルフをスタートしました。それまでスポーツに対する情熱はありましたが、ゴルフを始めたのはまさに大学時代からです。
Q:学生時代に戻れるとしたら何をしたいですか?
時間の使い方や環境の作り方には、反省すべき点がいくつかあります。情報源が少なかったり、環境が限られていたりすると、結果が出るまでに時間がかかってしまうことがあります。それに対して、チャレンジの機会を増やすことが重要だと感じています。結果を求めるのではなく、多くの挑戦を重ねることで、自分にとって最良の方法を見つけ出せると思っています。
例えば、ゴルフのようなスポーツでは、単に練習するだけで上達するわけではありません。体を動かすためには、頭で考えることが必要です。そのため、勉強が不可欠です。例えば、解剖学や生理学を学び、体の動きや仕組みを理解することが、ゴルフのスキル向上に繋がることもあります。もっと早くそのことに気づき、学問とスポーツをバランスよく取り入れていればよかったと、今振り返って思います。
学生時代は、ゴルフが好きでそれに一点集中していましたが、今は教える立場として客観的にゴルフを見ることができ、ゴルフに必要なものがより明確に見えてきました。だからこそ、当時もっと勉強したり、違う角度から物事を見る力をつけておけばよかったと思っています。
【学生へのアドバイス】
Q: これから社会に出る学生に向けて、何かアドバイスはありますか?
行動することが最も重要だと感じています。何事もまずはやってみることが大切です。その行動の中で、さまざまな人との出会いや新しい発見があり、それによって自分の考え方や価値観が変わり、気づかなかったことにも気づけるようになります。
たとえ小さな一歩でも、それを踏み出すことで新しい可能性が広がります。その小さな一歩が、未来につながる大きな成果に結びつくこともあります。例えば、ゴミを捨てるような些細なことでも、自ら進んで取り組むことで、大きな違いが生まれることがあります。最初は些細なことかもしれませんが、それを積み重ねることで自己成長の一歩となるんです。
人生には限られた時間しかありません。どれだけの時間が残されているかは誰にも分かりません。だからこそ、今この瞬間を大切にし、挑戦を続けることが一番大事だと思います。どんなに小さなことでも、今やれることに全力で取り組んでください。その積み重ねが、必ず将来に役立つ大きな力となります。
人生の中でどれだけ挑戦できるかが、後々の結果を左右します。今を大切にし、前向きに挑戦し続けてください。
【今後の展望】
Q: 今後の展望について教えてください。
今は日々の活動に全力で取り組んでいますが、将来的な展望も少しずつ見えてきています。先日、PGAで最優秀賞をいただくことができましたが、この受賞がさらなる成長のモチベーションになっています。ティーチングプロとしての名誉を大切にし、これからも多くの方にとって良いお手本となれるよう、新たな挑戦に取り組んでいきたいと思います。
【町田さんの実績】
▪️𝐏𝐆𝐀ティーチングプロ𝐀級 ・ツアー競技委員
▪️𝐓𝐨𝐮𝐫𝐏𝐮𝐭𝐭🇰🇷チェ・ジョンファン𝐀𝐜𝐚𝐝𝐞𝐦𝐲コーチ
▪️𝐕𝐢𝐬𝐢𝐨𝐧👁️トレーナー
▪𝐁𝐨𝐱𝐢𝐧𝐠 元東京ランク𝟔位
▪️英検𝟏級保有
▪調理師国家資格保有