

いざという時に役立つゴルフルールコラム!
目次
①ゴルフのルール
ゴルフには様々なルールがあります。
世界的なルールの基準はR&Aとは、Royal and Ancient Golf Club of St. Andrewsのことで、英国ゴルフ協会が生み出した統一ルールが一般的です。
しかしローカルルールといって仲間内のみで適用されたり、ゴルフ場が独自に決めたりしているルールも存在します。
ゴルフコンペやアマチュアの競技会に参加される方は、プレー前に一度確認しておくと良いでしょう。
ゴルフの経験が少ない方は、まず基本的なルールを知っておくと、プレーの進行がよりスムーズになります。
今回の記事では、主に
ティーングエリアでのルール
ハザード内でのルール
パッティングでのルール
など項目別に紹介していくので、ぜひ参考にしてください。
②ティーングエリア内でのルール
ティーングエリアの範囲
ティーマーカーと呼ばれるマークから2クラブレングス分の長さで囲われた四角形の範囲がティーイングエリアとなります。

一般的な『でべそ』と呼ばれるティーマーカーより前で打つ行為や、2クラブレングス以上を離れた後方から打つ行為はエリア外とみなされ
2打分の罰が課せられます。
打つ前にボールが落ちた(ズレた)
→無罰でボールを再セットしてショットすることができます。
スタンスをとってワッグルやヘッドをセットした際にヘッドがボールに触れて落下したケース。これはストロークする行為とは言えないので、ペナルティーなしでボールをリセットできます。
さらに深掘りをすると、、、
【打つ意識があるか無いか】ということが
ポイントとなります。
そのため素振りなどでボールが当たってしまったり、素振りによる影響でボールが落ちてしまった場合でも打つ意識が無いのであれば無罰で再プレーすることが可能ですが、打つ意識がある中での空振りは1打としてみなされます。
③ペナルティーエリアでのルール
コース内の黄色や赤杭のエリアのことを指したエリア内のルールになります。
ウォーターハザード(黄色杭)
ラテラルウォーターハザード(赤杭)

どちらもボールが打てる状態であれば、ペナルティ無しでそのまま打つことができます。
【ボールが打てない状況】では
それぞれのエリア杭によって対応が変わります。
ウォーターハザード(黄色杭)
Ⅰ 1罰打で元の場所から打ち直す。
Ⅱ 1罰打でボールがハザードの境界を越えた地点とピンを結んだ後方線上にドロップ。
Ⅱでの後方線はホール内の範囲であれば制限はありません。近辺が打ちにくいラフや障害物(木など)があれば、フェアウェイなど打ちやすい場所まで下がることも可能です。
ラテラルウォーターハザード(赤杭)
ウォーターハザード(黄色杭)と同じ処置に加えて赤杭の場合はもう1点処置の方法に追加があります。
Ⅰ 1罰打でボールが境界を越えた地点から2クラブレングス以内でピンに近づかない場所にドロップ。
要するに赤杭エリアに侵入した場所から2クラブ以内にドロップができるということです。
※この処置の方法は赤杭のエリアのみ対応できる方法です。
※またよくある間違いとして、ハザードに着地した地点(池であれば、池にボールが落ちた場所)を境界線とする方が多いですが、ボールが落下していない状態でエリアに侵入した場所を境界線とするので注意してください。
④OBエリアでのルール
ゴルフ場には林の中など一定の枠を超えたプレー不可のエリアがあります。
通称「OB」と呼ばれる白杭のエリアです。

このエリアに入ってしまった場合は1打罰を受けて再度プレーをします。
OBエリアに入ったか分からない場合には
【暫定球】と呼ばれる暫定の再ショットをして
ボールが見つからない場合には暫定球を3打目として適応します。
またローカルルールによっては
【前4】と呼ばれる前進ティーエリアがあります。
その場合は3打目を打ったこととして
4打目をエリア内からプレーすることが可能です。
⑤プレーが難しいエリアでの対応
ボールが木の根元に落ちたり、木の上に乗ってしまったり、その状況は多々とありますが、完全にプレーが行えない状態、またはプレーをするべきではないと判断できる状況であれば
アンプレアブル宣言というルールがあります。
アンプレアブルは以下の処置が可能です。
Ⅰ 1罰打で元の位置に戻って再プレー。
Ⅱ 1罰打でボールから2クラブレングス以内でピンに近づかないところにドロップ。
Ⅲ 1罰打でピンとボールを結んだ後方線上にドロップ。
⑥ルール場の補足
ドロップのやり方
膝の高さからボールをドロップをします。
スピンなどかけずにボールを落とすように注意してください。

⑦あとがき
今回はゴルフルールについてコラムをまとめました。ルールはとても複雑で、今回紹介した内容はほんの一例にすぎません。
細かなルールにつきましては、R&AのサイトやJGAから公開されているルールブックを所持しておくと良いでしょう。
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