【ライ角】とは何か?解説します!
目次
①ライ角とは
ライ角とは、ゴルフクラブのソール面を置いた際に、地面とシャフトの角度のことを指します。
この角度が
大きいと「アップライト」
小さいと「フラット」と言います。
メーカーごとに若干の数字に誤差がありますが
基本的に長いクラブほどフラットになります。
適正なライ角
ライ角は、その人の腕の長さや身長だけではなく、アドレスやスイングに合わせて決まります。
『ライ角調整は上級者が行うもの』と言われますが、その理由は毎回同じようにアドレス・スイングが出来るようになるほど、必要性が増すからです。
毎回アドレスが変わってしまっては、ライ角の調整に意味がなくなってしまいます。
②ライ角の調整が必要な理由
ライ角の調整は、振り抜けの感覚や、それに伴うミート率が変わるので大切な調整です。
ある程度スイングが出来上がってきたら
ライ角1つの調整でかなり結果が変わります。
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つまりスイングがある程度出来上がってきたら調整すると更に良いと言うことになります。
もちろん初級者、中級者の方でもライ角の調整を行っていて損することは絶対にありません!
しかしスイングが出来上がっていない状態だと、毎回クラブの軌道や構えたときの姿勢によってインパクト時のライ角が変わってしまうため、調整をしてもなかなか結果が見られない場合もあります。
結論としては、ライ角の調整を行うことで、より再現性の高いスイングを行うことが可能になります。
③ライ角調整のメリット
方向性が安定する
ライ角を自分の体やスイングに合わせて調整するとボールの方向性がよくなります。
ライ角が合わない状態では、フェイスが目標方向を向いていても結果は安定しません。
ライ角×方向性の関係は、
インパクトの瞬間の⇨ライ角がとても大切になります。
インパクトの時トゥーが浮くと「フック系」の左に飛んでいく球が出やすく、逆にトゥーが下がりヒール側が浮くと、フラットになるので「スライス系」の右にいく球が出やすくなります。
例) 7番アイアンで60°の適性の人
58°を使うと
自然と構えるとヒール側が浮いてボールが基本的に掴まらなくなります。
この場合のクラブは、フラット過ぎているということです。
62°を使うと
今度はトュー側が浮いてボールが掴まりすぎてします。
この場合のクラブは、アップライトになっているということです。
クラブの入射/打感が良くなる
ライ角が適正でない場合、打感が伝わりにくくなってしまいます。また、クラブの入射が不安定な状態よりも、一定している方が芝にクラブが引っかかることなく綺麗に振り抜くことができます。
ミート率が上昇する
ライ角を適切に調整すると、ミート率が上がる傾向になります。
ライ角が適正でないとインパクトの時にボールを芯で捉えにくくなってしまいます。
⇨またライ角が2°以上の適正値と違いがあると
ソールしたときのクラブの着地点が狭くなるので真ん中に当たっても打感が薄い感じがする⇨ボールがあまり飛ばない現象が発生します。
④ライ角チェック方法
ライ角は1、2°でもかなり変わります。
昔から伝えられるアナログな方法もありますが、あまりオススメしません。
大体の傾向を掴むために確認程度にしておき、細かなチェックは必ずフィッティングなどを利用しましょう。
アドレスでコインチェック
構えた状態でトュー側に10円が何枚入るかを確認します。2枚程度に対して
[しっかりコインに当たる場合は、フラット]⇨アップライト設定が必要
[コインに当たらない場合は、アップライト]
⇨フラット設定が必要
ということになります。
MIZUNOフィッティング
私自身がMIZUNOフィッテングを行えるので名前出しましたが、その他ゴルフショップでも、フィッティングを行えばライ角が0.5°単位で確認することができます。
フィッティングの結果、ライ角に異常がある場合は、カスタムクラブをオーダーメイドすることができます。
⑤まとめ
・ライ角は多少の違いでボールの飛び方、当たり方に変化をもたらす
・自分に合ったライ角は良いショットを生み出しやすい
・フラット、アップライトの確認は必ずショップやフィッティングで確認をする
今回の記事は、このようなまとめになります。
ライ角は我々ゴルファーのある意味、生命線といっても過言ではありません。
適正なライ角は、より良い結果をもたらすことができます。
ぜひ気になった方は、ご自身の適正なライ角を確認してみることをオススメします。
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